KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

【中国・南寧観光】胡麻スイーツ(芝麻糊)と一人旅で不安を抱えた移動の日々

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約4分

世界放浪2年の序盤、中国の桂林を旅していた私は、ベトナムへ向けての中継地点である「南寧」へと向かう。
言葉のわからない人々に囲まれて、言われるがままにバスに乗り込む。
旅をはじめて間も無く、移動にも慣れず緊張しながらの移動となった。

(*本記事は2013年12月に滞在した情報をもとに作成しています)

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桂林から南寧へ 謎のミニバンへ乗り込む

▼放浪12日目 2013/12/19
陽朔の観光を楽しんだ私は、ベトナム方面へ向かうべく、次の目的地南寧へと向かう。
朝、鉄道駅のチケット売り場を尋ねるが、南寧行きは夕方の便しか無かった。
夕方までは待てず、すぐに出発したかった私は、バスで行くことにした。

バス停を探していると、呼び込みのおばちゃんが乱暴に声をかけて来た。
「バスで南寧行けるよ!」
はじめは「100元(¥1,600)」と言っていたが、少し渋っていると「80元(¥1,280)」まで値段が下がった。

「あいつについて行きなさい」と若い元気なお兄ちゃんを指をさした。
ひょろっとした瘦せ型のサイドを綺麗に刈り上げた男は「こっちへ来い」と雑な合図で手招きをし、小さい白いバンに案内した。
おかしい。チケットの写真には大型バスのはずが、こんなに小さい。騙されたか!?

小さなバンの車内には既に2人ほど先客がいて、後部座席に押し込めるような形で渋々乗車した。
元気な運転手を含め7人が車に乗り発進した。

南寧行きの大型バス

軽バンを降りると、坂の上に高速道路があり、そこに団体客が大きな荷物と共に待っていた。
私もそれに習う。

不安を抱えながら待っていると、大型バスがやってきた。
どうやら、これが南寧行きのバスであった。

バスの席は通路の置かれたバケツ

中に入るともはや満席で、私は右往左往していると、ショートカットの元気なおばちゃんが、通路にどかんとバケツを置き座布団をあてがった。
そこが私の席のようだ。

 

桂林から南寧に到着

体の節々を痛めながら、5~6時間ほどバスは走り、ようやく南寧に着いた。
桂林から南寧

南寧のバスステーションからホテルまで約10キロあったが、
お金の節約と、歩くのが好きなのと、己に負荷をかけたいと思いから歩くことにした。

南寧はバイクが普及していて、日本の暴走族と見まがうばかりの交通量があった。
排気ガスの影響なのか空はどこか曇っていた。

 

南寧の街並みは、東京のそれとあまり変わりがく、お台場の雰囲気をもっと地味にした感じであろうか。
カルティエやケンタッキーなど日本でも見かけるブランドもある。

治安も悪い印象は無いが、想像以上に発展していて驚いたと共に、自分の心ときめくような見どころはあまり無かった。

美味しかったスイーツ「芝麻糊(チーマーウー)」

南寧の町をブラブラ徘徊していると、若い女子たちが美味しそうに食べている光景を目にした。
「芝麻糊」と書いてある。
芝(しば)・・・糊(のり)・・・。美味しくなさそうなネーミングである。

暖かいゴマのペーストの中に、豆腐を裏ごししたスープが入っている。
めちゃめちゃ美味しい!という訳では無いが、なんだかホッとする味がしたのだ。

南寧で宿泊した宿

肩に荷物が食い込みながら休み休み約2~3時間ほどで、南寧のユースホステルに到着した。
つたない英語でなんとかチェックインをした。

南寧で宿泊したホステルは「Nanning Travelling With Hostel」。
Wifiも早く、共有スペースも広く、ベッドのシーツも気持ち良いくらいの清潔感で素晴らしい宿でした。
おススメです。
※宿情報と予約はこちら→「Nanning Travelling With Hostel(Booking.com)

出典:Booking.com

 

南寧の観光・川沿い散歩

翌日のバスのチケットを買い、残りの時間はとにかく散歩に出かけた。

川があったのでとにかく北上すると、畑があったり、また古い街並みにも出会い、少しゆったりとした気持ちになったのであった。



07

さあ、明日はいよいよベトナムへ国境越えである。

いったい、どうなってしまうのか!

つづく

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