世界放浪2年の旅へ出て2ヶ月が経過し、東南アジアを旅をしていた私は、
ラオス経由でタイの北部「メーサローン」を訪れた。
蒸し暑いタイにおいて、ここはとても涼しく、山々に囲まれて風光明媚な雰囲気。
山岳少数民族が暮らし、個性的な衣装は私の目を楽しませてくれた。
メーサローンの街歩き
▼放浪76日目 2014/2/21(金)
朝目覚めて部屋の外に出ると、外国人観光客が馬に乗っている。
どうやら周辺の村々を馬に乗って観光するツアーがあるようだった。
とはいえツアーには興味が湧かない。今日は「歩く」と決めていた。
地図を見ると宿から時計周りでぐるりと戻れる道があったので、そこへ散策すると決め宿を出る。
豚足がうまいレストラン「メーサローンビラ(MAE SALONG VILLA)」
10分程歩くと「メーサローンビラ(MAE SALONG VILLA)」の看板が見えた。
ここの豚足がおいしいとの情報があり、入ることにした。
料理目は忘れたが、豚足をトロトロに煮込んだ一品である。180バーツ(約570円)。少し高い。
しかしコラーゲンたっぷりで、プルプルで口の中でとろける。
煮込まれたスープの味付けはコクがあり、しょう油風味で自分の舌に合った。
お肉は一見すると脂の塊のようだが、後味はサッパリとしていて、もたれる事なく最後まで食べる事が出来た。
これは絶品である。
メーサローンは高級なお茶の名産であるらしく、出されたウーロン茶はとても上品なものであった。いやシチュエーションからそんな気がしただけかもしれない。
メーサローンの美しい茶畑
腹も満たされ、アスファルトの道を横に折れて山道へ降りてみる。
ここの道中の風景は思いの他、素晴らしいものであった。
景色を見てわかるように、下りもあれば上りもあるのでそれなりに疲れてくるが、体力があるので全然平気である。そして何より楽しい。
一人で散歩して感動する景色を撮って。こういう時間が大好きだ。
地図上にあるはずの道が途切れ、背丈程もある草をかき分け、道なき道を突き進むとトウモロコシ畑に出た。
何やら話し声が聞こえてきて、草むらが開けた場所でバッタリとおばちゃん集団に会う。
「サ、サワディカー(こんにちわー。)」と通り過ぎようとすると、こっちへ来なさい。と手招きをしている。
「え、ええ・・・。」と思いながらも輪の中に入り、勧められたご飯をつまませてもらう。
「アローイ(おいしい)」と言うと、ギャハッハと爆笑している。
もっと食べろ、もっと食べろと言う。
草の根っこのお浸しみたいなのが噛み切れず呑み込めなくて、正直そんなにおいしく無くて。
本当に申し訳ないが、途中で「ペッ」と出してしまった。(←立ち去った後に草むらの影で。)
頂いたものを本当に申し訳ない。失礼極まりない。
こういう現地の人との交流がたまらない。暖かい気持ちになる。
夕方近くまでとにかく歩き、風景を撮り歩いた。
途中、雰囲気の良いおばあさまに会ったので、写真を頼むとお金を請求された。
20バーツ。ま、まあいいだろう。
メーサローンで泊まった宿「新生旅館(Shinsane Guesthouse」
泊まった宿は「新生旅館(Shinsane Guesthouse)」お勧め度★★☆☆☆
一泊100バーツ(約318円)、風呂トイレ共同、Wifi可。
部屋は安く広く清潔で、御主人の人柄も素晴らしい。ただ共同トイレ兼シャワールームが汚いのが難。裸足になってシャワーを浴びたくない雰囲気。結局浴びたが。
※メーサローンの宿情報→「Booking.com」
山岳少数民族「アカ族」の暮らす村へ
▼放浪77日目 2014/2/22(土)
一か月くらい前にカンボジアで友達になったマサトくんと再会する。
一緒にブラブラ歩いたり、食事をしたり、カメラ談義をしたり、タイ情報について教わる。
マサト氏はタイ語を操る強者だ。文字も読める。す、凄すぎる。
夕方近くに、リス族の村に行きたいと思い、マサト氏と約6キロほどの山道を歩いた。
ただ歩くにはすこしキツイ道で急坂が5回6回と連続する道に2人でヘトヘトになった。
日が暮れかかった頃にリス族の手前にあるアカ族の村にようやく着くと、村は綺麗に茜色に染まっていた。
アカ族の民族衣装をまとったおばあさまとも写真を撮る。20バーツ。
村の子供達は鉄球あてっこゲームに集中していて、こちらがカメラを向けても完全無視であった。
帰りはヒッチハイクをして宿まで乗せて貰った。
タイは素晴らしい。
沢山歩いて沢山写真を撮って、自分の中でメーサローンは満足したと感じ、明日ここを離れると決めた。
タイの山岳少数民族が集まる朝市
▼放浪78日目 2014/2/23(日)
朝、部屋の窓を開けると目の前に朝の市場へ向かう道があり、様々な人が行き交う。
メーサローンの市場は周辺の村から様々な部族が集まり、とても賑やかという情報があり降りて見る事にした。
色々な部族の人が居るようだったが、残念ながら見分けはつかなかった。
アカ族の人はわかる。
お肉もそのままぶつ切りで売っている。
日本では冷凍や冷蔵するのが当たり前だが、本当に必要なのかと思う。
アジアはお肉が新鮮でおいしい。
日本は無駄に保存料とか使ってるから旨みが消えているような気がしてならない。
その分、安全・安心なのでしょうけどね。
朝の市場を見終わり、次の目的地チェンライへとソンテウに乗り込む事にする。
ありがとうメーサローン、素敵な村であった。
つづく