世界放浪2年の序盤。
ラオス経由で東南アジアを周遊していた私は、タイの北部の町「パーイ」を訪れた。
タイで映画の舞台になり、若者に人気の場所で、デザイナーが集まる街。
私はまったく興味が湧かなかったが、お洒落なカフェや雑貨が盛りだくさんの街を訪れた。
チェンマイからパーイへの酷道
▼放浪84日目 2014/3/1(土)
チェンマイからパーイへうねる様な山道が続き、通称「ゲ○街道」と呼ばれる道を行く。
ラオスの山道で車酔いには慣れたつもりであったが、左へ右へと車が揺さぶられる山道は、この旅史上もっとも気分が悪くなった。
「うう、もう駄目だ出る・・」と思った寸前でバスは止まった。
パーイの街並み
パーイの事前情報では、女子の好むお洒落な小物や雑貨、カフェがひしめいているとの事。
その段階でもはや興味を惹かれる要素が無く、わくわくしないまま宿に荷物を置き街を散策してみる。
嗚呼、たしかにデザインされて洗練された街であるな、という感じがした。
私が20代女子であったならば、「あー!これ超かわいいんですけどー!」と言った事だろう。
こういった欧米化した街並みはラオスで見たというのもあるかもしれない。
パーイのゲストハウス
宿泊した宿は「タヤイズゲストハウス (TAYAI’S GUEST HOUSE)」お勧め度★★★★☆
一泊300バーツ、WiFi有、バストイレ部屋内。
とても清潔で広くて居心地の良い宿であった。宿の人も親切で素晴らしい。お勧め。
※パーイの宿情報→「パーイホテル検索(Booking.com)」
パーイを自転車で走る
▼放浪85日目 2014/3/2(日)
歩いた距離だけでその街を判断していけないと思い、自転車で出掛ける事にした。
マウンテンバイクをレンタルする。100バーツ。
南へしばらく走ると、メルヘンチックな家が登場した。
物語に出てきそうで素敵だ。
奥には個室のような場所もある。ブランコのようなソファが座り心地が良さそうである。
道を更に南へ走らせるとそこかしこに、おしゃれショップが見える。
パーイキャニオンを楽しむ
これでもかというオシャレの猛攻に疲れはじめていると、「パーイキャニオン」の看板が見えたので坂を登ってみる。
やっぱ体動かすのは楽しいな。
と思いながら、断崖の道が果てしなくあり、奥へ進むと帰ってこれない予感がして引き返す事にした。
自然豊かなパーイの郊外
橋を渡ってから東周りで北上して宿に戻るルートへ行くと、美しい風景が目につくようになった。
街へ戻り、嗚呼パーイはもう十分楽しんだなと思い、次の街「メーホンソーン」へ移動する。
つづく
このカラフル感、なんとなく寂しい気持ちになった。
周りの自然が広大さとのギャップがあり過ぎて、作られた場所だという事がこれでもかってくらい分かってしまうからなのかもしれないですね。
ようますちゃん!
多分普通に観光で行けば楽しめる場所かと思うのですよ。僕は変なうがった見方をしてしまっているんです。
デザインの見方をすれば凄い素敵な街だと思います。あの虹色のカラフルなカフェなんか日本で作ってみたいとさえ思いましたもの。
でもこの時の僕は感動しなかったという事なんですね。疲れていたんですきっと。