KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

【ミャンマー・ヤンゴン】イギリスやインド文化の混じった街並みとその発展を見た

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約5分

▼放浪103日目 2014/3/20(木)
朝、ヤンゴンの宿の窓から見た風景は、これまでの旅では見た事の無い雰囲気を感じた。

アジアの空気を醸しだし、建物はヨーロッパ建築のようで。
歩く人は濃いインド顔から、薄顔の日本的な人まで様々。色んな雰囲気がごちゃまぜになり濃い感じがする。なんだここは。
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街を歩くと日本車が多い。それも古い中古車である。
「越前交通」「○○クリーニング」「○○運輸」などなど。
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横断歩道付近を歩いていると「ピピ、ピピ 左に曲がります、ご注意ください。」という音声に思わず振り返って吹いてしまった。
車がバックする時は、”ガッツ石松、ガッツ石松” が鳴るのだろうか。
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発展したヤンゴンの街並み

ヤンゴンという街、いやミャンマーという国はとても発展していると感じた。

入国前「ミャンマー」と言われても、何のイメージも湧いて来なかった。
強いて言えば「ビルマの竪琴」だが、これも見たことが無い。

軍事政権というワードから、住民に厳しい圧政をしていて皆息を潜めて生活しているイメージだろうか。
街は退廃的で、北斗の拳のような世界かと想像をした事もあったが、大きな間違いであった。
とても綺麗な建物や公園が街には広がっていた。
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綺麗な街並みだけでなく、アジア的な街並みもある。
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人々は毎日働き、食事をして、公園で休んで、携帯でゲームして。
日本と変わらない事が、ミャンマーでも当たり前のように行われている。
当たり前なのだけど、実感としてこの目で見れて良かったと思えた。

 

ヤンゴンの安宿「Chan Myae Thar Guest House」

ヤンゴンで泊まった宿は「Chan Myae Thar Guest House」一泊12000チャット、Wifi朝食付き。

廊下に並べられてようなドミトリーだったが、カーテンが仕切られていて、清潔で朝食が美味しかった。
ミャンマーの中で上位に食い込む快適な宿であった。(ミャンマー全体のクオリティが低いのもあるが)
※宿情報と予約はこちら→Chan Myae Thar Guest House

出典:Booking.com

 

ヤンゴン観光・「シュエダゴン・パゴダ」

▼放浪104日目 2014/3/21(金)
ヤンゴンの街の中心にある、シュエダゴン・パゴダへ。
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ミャンマーのお寺の敷地に入る際、基本的に履物を脱ぎ裸足で上がらなければならない。
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その敷地は建物外から始まり、そこは決して清掃が行き届いている訳では無く、自然と足の裏は真っ黒になる。
ミャンマーに居る間、私の足は洗っても洗っても落ちない程、常に黒ずんでいる状態であった。

足は汚れたものであると割り切った時、その黒ずみはもはや気にならなくなった。
それは己のなんらかのパラメータが上がった瞬間であろう。

パゴダの敷地内は美しく、そして沢山の人が居た。
ミャンマー国内からの観光客が多く、ここが聖地である事をうかがわせた。
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歩いて見て回ってみる。
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夕方になると、女性が一列にならび待機している姿が見えた。
何かわからなかったが、写真を撮る。
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一斉に歩き出したと思うと、掃除の時間であった。もう閉店のようだ。
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ヤンゴンの街は思ったより広く、まだ全体が見えておらずもう少し見て回りたい気持ちが強かった。
しかしミャンマーという国自体が広く大きく、これから一か月という期間を考えて明日ヤンゴンを経つ事に決める。

ありがとう、ヤンゴン。
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東南アジアでも異質な国ミャンマー

ミャンマーという国に入って思うのが、何事も「行ってみないとわからない」という事であった。
カンボジアやラオス、タイを巡り、旅に飽きはじめていたこの時の私は「どうせミャンマーも同じ感じだろう」と色眼鏡で見ていたので、その違いにカウンターを受けた形だ。
長らく鎖国をしていたからか、頬に塗る「タナカ」や腰巻スカートの「ロンジー」など、ミャンマー独自の文化が私の目にとても新鮮に映った。

自分が納得するまで旅をすると意気込んだものの、日本を発って4か月が経ちこの広い世界の中でまだアジアに居る自分の遅さにもどかしい気持ちがあり、よく知らないミャンマーを飛ばそうという気持ちもあった。
ミャンマーなんか行ってどうするんだ?と。

しかし本当にミャンマーへ来て良かったと思う。

自分の旅の仕方は間違っていない。これで良い。
少しずつ陸路で移動して、気になる場所へ行き、これからも納得する旅を続けよう、と心を改めた。

次は、バガンの手前の都市、「ピイ」という街へ

つづく

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コメント一覧

  • Comments ( 6 )
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  1. 香港のゴダイゴで一緒だった大塚です
    いつも楽しく読んでます
    カメラも買ってようやく明後日に上海からウズベキスタンを目指すことになりました
    インド辺りで合流できるといいですね。

    • あらオオツカさんお久しぶりです!

      僕もあれから随分旅慣れてきた雰囲気を醸し出しています。
      カメラ買って、いよいよエンジンかかってきた感じなんですね。

      そうですね。インドあたり良いですね。
      中国一か月、東チベット15日、チベット一週間、→ネパール→ブータン→インド って感じです。
      インドは8月くらいかなーという感じです!

      上海からどうやってウズベキ行くのか興味あり!

      • こんにちは、いま黄山にいます
        上海から黄山、武漢、西安、敦煌通ってウルムチからカザフスタンに入ってからウズベキに行こうと思います
        その後キルギスから中国に戻ってカシュガルからパキスタン周りでインドに入ろうと思います
        インドはカシミールに行きたいんですよねー
        ブータン凄いですねー、やっぱりツアーですか?

        • おおつかさん
          すごいダイナミックなルートですね。北からパキスタン入ってインドに抜けるって、そんな事が出来るのですか!
          なんかパキスタンは無理無理と言われてて僕は半分あきらめているんですけどね。
          カシュガル良いですね。僕はインソ東部のミャンマーに近いナガランドに行きたいんです。首狩り族。
          行き方とかはまだ調べてないですけどね。
          ブータンはネパールのツアーで行こうと思います。
          これも聞いた話で全然調べてません(;´∀`)

  2. こんばんは
    チェンコンまでいらっしゃっているなら第4友好橋を越えてラオスのボーケオ県から入国ですね。
    その国境は中国-タイのビジネスルートで、ラオスのミニバン(ロットトゥー)が中国国境のボーテンまで運んでくれます。ぼられないように注意してください。
    中国側モーハンで時間が1時間戻ります。(北京時間)
    モーハンバスターミナルからムアンラー(中国音メンラー)か、景洪(ジンホン)まで行くことができます。
    西双版納の町は漢人が多く住んでいますが、農村部へ行くとタイルー族、アイニー(タイではアカ)族、プーラン族などの少数民族を見ることができます。

    観光でおススメできるのは、第一に西双版納西部の打洛(ターロー)近辺。
    ムアンチェンライというタイルー族の観光村などがあります。付近はバナナ農園。
    その途中の孟混(ムアンコン)では少数民族の露店を見ることができます。

    第二は景洪からそんなに遠くないメコン川沿いの孟干(ムアンカン)、別名カンランバーという場所。ここはタイルー族の村のいくつかをまとめて観光村にしています。
    ラオスのタイルー族は西双版納の都市部から逃れてきた人たちみたいで、西双版納の農村部の住居は大屋根のようすや生活も少し異なるようです。

    熱帯植物園みたいのは東南アジアと同様の植生なので、特に感慨はないと思います。
    景洪で見たほうが良いのはマンティン公園くらいでしょうか。

    • ろっきいさん、いつも観光情報ありがとうございます。
      中国は15日間しか無いので計画的に回らないといけないので、頂く情報助かります!

      見てみると、孟干などはミャンマー側、景洪から西側なんですね。
      僕の計画は東の元陽へ行こうと計画しています。ベトナムへのビザランもしやすそうという思惑もあります。

      孟混や打洛はまた行けるタイミングで訪れてみます。ありがとうございます!