KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

ケンジ世界放浪の記録

ミャンマー行ったら絶対おすすめの観光 カロートレッキングツアー 美しく広がる悠久の草原と丘

2014年6月21日
約 10 分

2年の世界放浪の中でもとても思い出深い、ミャンマーの「カロートレッキングツアー」。
のどかな田園風景と、穏やかな村の人々。美味しい料理。
そしてツアーの値段がとても手頃な価格。
本記事は、その模様を写真と共に記録した旅行記です。

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▼放浪121日目 2014/4/7(月)
まだ朝が明けない時間、夜行バスで「カロー」という街に着いた。
標高が高い場所にあるようで、震える程寒い。

バスを降りるとガイドブックにある宿の客引きが居たので、丁度良く乗せて貰いそこに泊まる。
宿泊した宿は「ゴールデンカロー」。1泊9000チャット、wifi有、トイレシャワー共同(あまり綺麗では無い。)
宿のおじさんがとても気さくで良い人であった。
※宿情報と予約はこちら→「Golden Kalaw Inn(Booking.com)
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トレッキングツアーの申し込み

お昼前に起床し、宿にあるトレッキングのツアーの話を聞く。
かなり英語が拙い私であるが、地図を広げ解りやすい英語で何泊でいくら掛かるかを説明してくれた。

が、想像よりも値段が高く他のツアー会社は無いかと街を探し歩いた。

それらしき看板が中に入り話を聞いてみる事にした。
髭の生えたインド系のおじさんが、これまた懇切丁寧に説明してくれた。
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各村を訪問しながら、遠く東にあるインレー湖まで3日間かけて歩いて行くという内容だ。
食事と宿泊費、ガイドがついて45000チャット(4,500円)と、とても安く感じ、ここのツアーに申し込むことにした。明日の朝出発の約束をした。

やる事も無いのでカローの街並みを散歩する。
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狭い町でのんびりしていて、特に何も無い。
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カロートレッキング1日目・空を飛ぶような雄大な景色

▼放浪122日目 2014/4/8(火)
朝、8時に指定の場所行くと既に先客が居る。

「ハーイ!」と満面の笑みで挨拶してくれたのは、ブラジル人女性のようだった。
その後、イギリス人男性2人、中国人女性1人と、ガイドさんが加わり、いよいよカロートレッキングがスタートした。
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歩いて数分の場所に駅があり、その線路沿いを歩く。
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時折ガイドさんが立ち止り、皆に道に咲く花や草の解説をしてくれるが、まあほぼ理解出来ない。
皆で指を折り曲げ手を合わせて何かしていたが、とりあえず一緒に真似をする。
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ガイドさんの話の意味はわからなくても、周りの自然は黙っていても美しい。
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話を聞ければもっと楽しめたのかもしれないが、歩いているだけで十分楽しい。
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どこまでも続く雄大な景色に見惚れてしまったのである。
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道の途中には食べられる木の実が所々にあり、食べると小さな粒粒の甘酸っぱい果汁が口の中で広がってとても美味しい。
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右手の大きな丘の斜面に、大勢で農作業をしている人を見かけた。
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ミンガラーパー!(こんにちわー!)と声を掛けると、女の子は少し照れたような顔を見せてくれた。
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炎天下の中、相当な距離を歩き続きけているが、景色がとにかく素晴らしいので疲れを忘れてしまう。

山や丘の高低差が緩やかでではあるが一つ一つの規模が大きいので、遠くを眺めていると空を飛んでいるかのような気持ちになる。
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昔からある農機具や牛車を使っているのを見ると、この辺りの住民の人々は何百年も同じ生活を幾世代も繰り返しているのだろうな、と想像をする。
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19時、いよいよ日が暮れる寸前のところで宿泊する予定の村に着いた。

宿に着くとガイドさんが”蹴まり”をしようと言いだして、簡単な試合が始まった。
私はミスもせず、大して活躍もしないまま、そつなくチームは勝利した。
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夜も更けて、夕ご飯の時間になり皆でテーブルに集まった。
電気は無いので蝋燭の炎で食事をする。
料理は先回りしたコックさんが作ってくれていて、これがとても美味しい。
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皆でお酒を飲んでゲームをしたり、ガイドさんが昔話をしてくれたり、勿論内容は半分以上わからなかったが、頭をフル回転させながら会話を聞き一緒に楽しんだ。
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汗でベトベトになった体をシャワーで洗い流したかったが、夜は涼しいのであまり不快感は無かった。そのまま皆で川の字になって就寝した。
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カロートレッキング2日目・ツアー仲間との交流

▼放浪123日目 2014/4/9(水)
朝、村の周辺をブラブラしてから朝食を食べる。
本当にこのコックさんの料理は美味しい。
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この日も絶景を堪能しながら各村々を訪れた。
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途中の休憩所から、イタリア人男性が合流してきた。
このトレッキングは1泊2日にアレンジする事も可能なようだ。

不意にガイドさんが、ミャンマーの噛みタバコ「クーン」とを勧めてきた。
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キンマという葉に、水で伸ばした白い石灰を塗り、ビンロウの実を入れて包んだものだ。
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以前試した時に不味かったので断ったものの、無理やり口に入れられてしまい、受け入れてしまう。

一つ噛むと葉っぱの生臭さと苦味が鼻に抜け、どろりとした石灰が不気味に口に広がり、葉の中に包まれた固いビンロウの実が「ガリッ」っと不快な音を立てる。
噛みタバコなので、葉と固い実を砕きながら咀嚼を続けた。

唾液は飲み込んではいけないらしく、外に吐き出す。
吐き出した唾は、ビンロウの実の色素が出て、吐血したように赤かった。

不快感しかない状況で顔をしかめながら、なおも噛み続けて、そんな顔を見て皆が笑っていた。
そうこうしていると、頭がクラクラとして眩暈がしてきた。
気分も悪くなってきた。

後で調べると、ビンロウの実に覚醒作用があるらしく、さらに発がん性物質も含まれているようだ。

このなものを口に入れて誰が得をするのだろうか。
もう二度とやるまいと心に誓う。

休憩も終わり、次の村へ訪問する。
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堺雅人さん似のイケテルミャンマー人を見かける。
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30分ほどで村の人達とお別れをする。
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道の途中でも沢山の村人や子供達とすれ違う。
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お寺の施設のような建物で昼食を取り、皆で昼寝をした。
風の音と、鳥の鳴き声しかない涼しい建物の中で、緩やかな時間が流れていった。
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時折現れる、犬がとても人懐っこく可愛い。
基本的に犬は嫌いだが、吠えない愛嬌のある犬は好きだ。まあ誰でもそうか。
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休憩も終わり、また歩き始める。
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川にたどり着くと、ここで泳ぐらしく皆水着になり始めた。

私は水着を持って来なかったので、風呂替わりにシャンプーを使って頭だけ洗っていると皆に笑われた。

中国人女性のゾエさんは泳がないらしく、一人ぼんやりと川を眺めていた。
彼女は私と同様に英語が出来ないので、会話に入れず孤立する事が多かった。
ちゃんと楽しめているだろうか。

中国のお勧めスポットを沢山教えてくれたり、でも「中国はゴミが多いから嫌。」とあっけらかんと話してくれたり。
歩いている時も牛若丸のようにベールを頭に被りながら、とても美意識の高さを感じたものだ。
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ブラジル人女性のキャロルは、ポルトガル語、スペイン語、英語を話せると聞いて尊敬の念を抱いた。自分も何か一つ、日常会話を楽しめるぐらいの言葉を身に着けなければと思う。
そして笑顔を絶やさず、いつも会話の中心に居たような気がする。
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イギリス人男性のリーは映像の仕事をしている人で、私の写真を褒めてくれた。「私は仕事でカメラを使っているから、君の写真が良いのはわかる。」などと解釈した。ありがたい。
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もう一人のイギリス人男性のスコットは、よくGo Proでムービーを撮っていた。気さくな人で良く話しかけてくれたが、イギリス英語は特に理解が難しく、一つの単語さえも聞き取れず会話が成り立たない事が多かった。
でも会話は出来なくても人柄の良さは伝わるものである。
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イタリア人男性のマリッジオさんも、気さくによく話しかけてくれた。
サッカーの事だったり、イタリアのお勧め観光地はシエーナやマルタだと教えてくれた。
お寺で休憩中、うろちょろしていた犬を管理人が追いだしたあと、こっそりと辺りを確認してエサ上げていた姿はとても人柄が出ていて、それでもカッコイイ渋さが滲み出ているイタリアーナだなと思う。
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ミャンマー人のガイドさんは、草花の話題や、ブッダの誕生の昔話、手品、そして色んな国の言葉を話すことが出来る。
この人が居たからカローのツアーを楽しめただろうと確信している。
しかし、名前を聞きそびれてしまった。最大の不覚である。
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川での水浴びも終わり、今晩泊まる村へ移動する。
これまでのミャンマーの旅で、残念ながら美味しいと思える食事に出会う事は少なかった。
しかし今回のツアーで出る料理はどれも唸るほどに美味しかった。
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ミャンマーの中で一番美味しいかったと、コックさんに何度も伝えたが、この気持ち伝わっただろうか。
またしても名前を聞きそびれてしまった。ありがとうコックさん。
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夜、部屋に蜂が大きな羽音を立てて飛び回って皆で格闘したり、ガイドさんが昔話をしてくれたり、そうこうしながら眠りについた。

 
 

カロートレッキング3日目・ツアー最終日インレー湖へ

▼放浪124日目 2014/4/10(木)
朝ご飯はクレープのようなものが出た。
甘い蜜が体に染み渡り、少しずつ体と目が覚めてくる。
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朝の村々の景色も爽やかな空気に包まれてとても楽しい。
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この日はカロートレッキングの最後の日で、午前中にはゴール地点のインレー湖に到着する。
この雄大な景色も見納めである。
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そして2泊3日を共にした皆ともお別れである。
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火星のような大地を歩き
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お昼前にはインレー湖に着き、最後のご飯を済ませた。
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このゴール地点のインレー湖からボートを使い宿のある北の町までは遠く、1時間以上もかかる。
ガイドさんとはここでお別れだ。

皆で連絡先を交換し、別れの挨拶をした。
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このツアーの素晴らしさをブログでちゃんと伝えたいな。と心に思いながらお別れをした。
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ありがとう、さようなら、ガイドさん。
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ガイドさんに別れを告げ、1時間半の舟の旅を味わう。
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インレー湖名物の片足で漕ぐ舟人も見えた。
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街に着き、皆で同じ宿にチェックインをした。
汗のかいた服を洗濯し、久しぶりのシャワーを浴びて、夕方に少し散歩してこの日はゆっくりと眠りにつき、一日を終えた。
明日はインレー湖でも散策してみようか。

つづく
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カロートレッキングを振り返って

このミャンマーのトレッキングは、ベトナムの宿で会ったシンガーポール人がお勧めしてくれて、その感想だけで興味を抱き参加してみたのですが、確かに素晴らしく楽しい3日間でした。

僕が「ミャンマーは良い」と言いきれる要素の一つに、このカローのトレッキングの経験があります。

読者のみなさん、バガンやマンダレー等の主要な観光も良いですが、時間が許されるなら是非このトレッキングに参加してはいかがだろうか。
ミャンマーの良さを、ゆっくりと味わえるとても素敵な経験になるでしょう。

以上、カロートレッキングの3日間のご紹介でした。

(Last Update:2017年3月15日)

コメント一覧

  • Comments ( 6 )
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  1. こんにちは、お元気ですか。わたしはいま埼玉です。
    ケンジさんの写真は人物スナップのタイミングが良いのでしょう。絵もきれい。
    トレッキングが良かったですね。歩いてみたいです。

    わたしのミャンマー旅行の時のカロー、インレーなど余裕があればご覧ください。初期画面は旅日程で、旅行記をクリックすると画像が見られます。
    http://tabisuke.arukikata.co.jp/schedule/58581/
    http://tabisuke.arukikata.co.jp/schedule/59111/

    • ろっきいさん、お久しぶりです。今は中国は四川省の成都近くの「楽山」に居ます。少し喉が腫れていますが、なんとかなると思います。
      カロートレッキングは本当に素晴らしいひと時でした。
      お、旅日記見て見ました。ミャンマーも行かれていたとは流石!
      これから僕は東チベットへ行ってきます。寒そう。

  2. こんばんは!のぐちのほうのけんじです^^
    LINEが規制入ったのか使えないのでこちらに書き込みました。

    メールか、PC版のLINEだとつながるみたいなので
    そちらで何か連絡ほしいです!

    よろしくお願いします

  3. 初めまして、こんにちは‼
    カローのトレッキング記事楽しく読ませていただきました。去年の2月初ミャンマーでこの年末年始に2回目のミャンマーです。旅を思い出しながら気の向くままにほかの方の旅された旅行記を読んでおりました。
    去年2月の旅行の際、カローからインレー2泊3日のトレッキング参加しましたが、ケンジさんの記事通り本当に素晴らしく良かったです‼とっても素敵な写真とともにつづられているのを拝見していると懐かしくもまた行きたいなとも。
    今回の滞在ではシーポーからの1泊2日トレッキングにも参加しましたが、カローからのほうが断然充実していてよかったように思いました。
    ステキな旅行記ありがとうございました!

    • hirokoさん!
      はじめまして!
      なるほど、トレッキングはシーポーからもあるのですね。
      ミャンマーは今のところ一番好きな国の一つで、もっと北部の方だったり南部の細い所だったり、
      沢山行きたいところがあります!絶対いつかまた行きます!
      こちらこそコメント頂き嬉しいです!ありがとうございました!