KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

【成都観光】激ウマ麺屋と居心地最高のWifiカフェ・財布スリ未遂で治安わる!

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約6分

世界放浪2年の旅の序盤、中国の西部にある成都を旅していた。
中国の料理はとても美味しく、ここ成都でも多くのグルメに触れた。
安い、早い、美味い。中華料理が私は大好きである。

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成都で宿泊した宿「Hello Chengdu International Youth Hostel」

▼放浪188日目 2014/6/13(金)
「成都と言えばここだ。」と言われている有名な宿にチェックインした。

昔、日本人の奥さんとシンガポール人の旦那さんが経営していたゲストハウスで、いまはオーナーが変わっているが、フレンドリーな中国人スタッフ達が後を継いでいる。
日本語の出来る女性がツアーの窓口をやっているので言葉の心配は要らない。(←2014年8月現在は辞められているようです。)
一泊ドミトリーで40元(665円)。

宿情報と予約はこちら→「Hello Chengdu International Youth Hostel

中国からチベット経由のインド行きを断念

宿に入って早々、ツアーデスクの可愛い女性ジェシカちゃんにチベット行きの方法を聞いた。
成都から拉薩(ラサ)を経由して、陸路でネパールへ抜けるツアーが4人グループなら5万円を切る値段で行けるらしい。

予想では8万円程と思っていたが、遥かに下回る値段に喜び溢れた。
しかしこれから中国の夏休みが入り、列車のチケットが無いとの事。
実際にネットでも見てもこの先10日のチケットは全て売切れていた。

私の旅の予定では、成都からチベット自治区の拉薩へ行き、その後ネパールやインド方面へ抜ける予定であった。
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ネパールでのトレッキングや、インドでの瞑想、首狩り族の村など、この先の頭で描いていた旅のルートがあった。
しかし飛行機代の値段の高さや、陸路へ行く事にこだわっていた為、私はこのルートを諦める事にした。

がっくりと肩を落とす。

旅で会った友人から中央アジアへ行くルートを知り、予定を変更して北西のウイグル→カシュガル→キルギスへ方向転換することにした。
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インドやネパールは日本からいつでも行けるだろうと、自分を納得させた。

ぶっかけ飯を食べて一日を終える。10元(166円)。
この黒い木耳がプリプリしていて、旨すぎる。
2012

街をばーちょんが行き交う

▼放浪189日目 2014/6/14(土)
成都の街を徘徊する。

宿の近くの交差点を通ると、「ばーちょんばーちょん!」「ばーちょんばーちょん!」と剥げたおっさんが叫んでいる。
しかも5人くらいのオッサンが道行く人に向かって、デカい声で。

何かと思えば「ばーちょん」とは街の名前で、どうやら車の呼び込みをしているようだった。
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「ばーちょん!ばーちょん!ばーちょん!」

このおっさん達の叫び声がツボにハマり、交差点を通るたびに笑いを堪えていた。
私は気が付くと歩きながら、ばーちょんおじさんの叫ぶ練習していた。

「ばーちょんばーちょん!」

これを口ずさむと不思議と元気が出て来る。

“ばーちょん”

これは私にとって魔法の言葉となった。
そんなくだらない事を考えながら、この日は成都の街を歩き倒した。
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成都のグルメ情報

▼放浪190~191日目 2014/6/15~16(月)
成都で食べるご飯は旨い。
毎日外食をして、うなるほどに美味しく、そして安い。

激ウマ麺屋「張記口味鮮面荘」

その中で記憶に残っているのが、「張記口味鮮面荘」という麺屋さんだ。
宿を出て左に曲がり、大きな交差点を更に左に曲がりしばらく進み、道路を渡った右手角に火鍋屋さんが見えたら左に曲がってすぐの場所にある。
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ここで食べた麺は、辛い物も含めて全て美味しかった。
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味に深みがあり、麺の喉ごしもつるりとしている。
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特にこの汁無し麺の下に溜まったタレのコクは絶品だった。
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嗚呼、またこの麺屋に行きたい。
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レギュラーメニュー「西紅柿炒蛋」

成都でいつも食べていたのが、この大好物の品、西紅柿炒蛋(シーホンシーチャオタン)。
安くてめちゃめちゃ美味い。19元(¥311)。
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豚とピーマンの炒め物

ちょっと脂っこくてもたれてしまった。30元(¥492)

麻婆豆腐発祥の店「陳麻婆豆腐」

成都には麻婆豆腐発症の店があり、友人と訪れてみた。
胡椒がとても強く、おおお!!これが!!と思うほどではなかった。

一緒に食べたうさぎ肉は、なんとも生臭く、みんなの箸は進んでいなかった。

日本のラーメン「一風堂」

成都には日本発のラーメン「一風堂」がある。
ラーメンの本場に殴り込むような形で、逆輸入するとは素晴らしい。

「いらっしゃいませー」と中国人の店員さんが声かけをしている。
あれ、ここは日本だろうか、という錯覚を起こしてしまう。

日本を思い出す、懐かしい味がした。

成都観光:人民公園

錦里古街という観光エリアには、パイナップルライスに行列を成していた。
甘さとご飯の暖かさと相まって、なかなかイケル。
ご飯なのか、おやつなのか戸惑うところだ。
おはぎのような感覚だろうか。15元(250円)。
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旨そうな肉の串焼きがある、と思い食べてみると、中身がスカスカの豆腐であった。
食べる前のワクワクをこんなにも裏切られた事は無かった。
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成都観光:落ち着けるWi-Fiカフェ発見

私は落ち着けるカフェが好きで、街を歩いていると良い場所を見つけた。
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店内は広くオシャレでコーヒーも美味しく、Wi-Fiも早い。
私は3度程ここを訪れ、ゆったりと時間を過ごすことが出来た。
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一番安いコーヒーで18元(300円)する。
場所は成都の中心地から南の川沿いにある。
「MAAN COFFEE」

成都の町歩き

成都の街はとても都会だ。
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街の中心地には有名ブランド店や日本のユニクロもある。
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観光スポットも近くに数カ所あり、いつも人で賑わっている。
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人民公園では、歌ってる人や
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習字をする人
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ダンスをする人
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皆思い思いに過ごして居た。
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旅の感覚で言うと刺激の無い、見所の無い街ではあるが
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暮らすには快適そうな街だと感じる事が出来た。
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成都。良い街だ。

スリ未遂・治安がよくない成都

2014/7/8の日、ちょっとした事件があった。
皆で食事を済ませた帰り道、バスに乗り込むべくステップに足をかけていると、ズボンの前ポケットがムズムズする感覚があった。
ふと下をみると、ポケットに手が伸びていて、剥げたオッサンが財布を取ろうとしていた。
「オイ!」とオッサンの肩を押したが、白けた顔でささっと人込みに紛れてどこかへ行ってしまった。

はじめてスリ(未遂)に合い、背筋が寒くなった瞬間であった。


成都の観光を一通り終えた私は、
明日、宿のスタッフの人と、「四姑妹山(しこじょうざん)」へ行くことに決めた。
ああ、なんて楽しみだ。

つづく

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