KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

ケンジ世界放浪の記録

成都から烏魯木斉(ウルムチ) 48時間電車に乗って中国人にラーメンぶっかけた

2014年10月8日
約 7 分

▼放浪210日目 2014/7/5(土)
9日間の東チベット周遊から帰り久しぶりのシャワーを浴び、しばらくここ成都でゆっくり過ごす事にする。

ずっと宿に居ても居たたまれず、気分転換に外へ出てカフェで2か月前のミャンマーの記事を書く。
ただひたすらに。
私はもはやブロガーだ。

夜は久しぶりの、西紅柿炒蛋(シーホンシーチャオタン)を食べる。
ちなみに発音は、シー↗ ホン↘ シー↗ チャオ↘ タン↗ で通じる。
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▼放浪211日目 2014/7/6(日)
お昼ご飯は野菜炒めを食す。脂っこすぎた30元。
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次の目的地、ウイグル自治区の情報を集める。
この時期、ウイグル人と中国人との事件が多く起こっているようで治安が少し心配だ。
宿のスタッフは大丈夫大丈夫と言っているが、あの区域は長居をせず駆け抜けよう。

 

成都の食べ歩き観光

▼放浪212日目 2014/7/7(日)
ただひたすらにブログを書く。
毎日書いているブロガーは凄い情熱だな。おれには無理だ。

この日宿で再会した、りゅうたろうくん、そして初めましてのあゆみちゃん、ダンス大好きマサさんと、麻婆豆腐発祥のお店を訪ねる。
この麻婆豆腐は胡椒が強いだけで、特別感動を覚える程では無かった。
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メニューにはうさぎの肉があり、頼むと少し臭みがあり、皆あまり箸が進まなかった。
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食べながらかつて実家で飼っていて、階段から落ちて死んじゃったうさぎの事を思い出した。
みーちゃん、可愛かったな。ありがとう。
(2002年撮影 実家にて)
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一緒にうさぎ肉を食べたあゆみちゃん、りゅうたろうくんのブログはこちら。
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あゆみちゃん→ 「世界一周 旅ガール
りゅうたろうくん→ 「たびろぐ

 

▼放浪213日目 2014/7/8(月)
昨日、麻婆豆腐を食べたメンバーに加えて、香港人のダフニーちゃんとラーメン屋一風堂へ行く。
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「いらっしゃいませー」と中国人の店員さんが声かけをしている。
あれ、ここは日本だろうか、という錯覚を起こしてしまう。
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そして、ラーメンを口に入れた途端、懐かしさと旨さで悶絶してしまった。
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嗚呼、東京築地の「きつねや」でまたあのホルモン丼が食べたい。
かつて私はあれを食べる度に悶絶していたものだ。
一風堂のラーメンによって日本の記憶が呼び覚まされる。
(2013年10月 築地にて)
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この日、少し事件があった。
バスに乗り込む途中、剥げたオッサンが横からそっと私のポケットに手を入れてきた。
遊んでいるのかと思って笑ってすましていたが、よく考えたらこれはスリだ。
「オイ!」とオッサンの肩を押したが、白けた顔でささっと人込みに紛れてどこかへ行ってしまった。

はじめてスリ(未遂)に合って背筋が寒くなったと共に、これは何かの教訓だと思い心に止めた。

 

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寝台列車で成都から烏魯木斉(ウルムチ)へ

▼放浪214日目 2014/7/9(火)
朝、宿のジェシカちゃんとエヴァンに別れを告げた。
一緒に山を登れて楽しかった。ありがとう。
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重い荷物を担ぎながら、私はウルムチ行きの列車に乗り込んだ。
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烏魯木斉まで40時間を超える長い列車の旅だ。

寝台には下段、中断、上段とあり、私は一番安い上段のチケットを購入していた。529.5元(8400円)
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暇つぶしが出来るように、iPhoneの拡張バッテリーを買っておいた。
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10年振り以上にるろうに剣心を読み、懐かしさが甦る。
この漫画のおかげで、唯一日本史の中で幕末が好きになった。

ブログのタイトルを「るろうに賢司」にしても良かったな、と少し後悔した。

だだっ広い荒野を眺めながら、列車に揺らり揺られ続けた。
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列車内で中国人にカップラーメンをぶっかける

▼放浪215日目 2014/7/10(水)
中国の列車にはいつでも熱々のお湯が出る機械が各車両に配備されている。
これを使ってお茶やラーメンを沢山飲むことが出来る。

ある時、熱湯のカップラーメンを持って自席まで戻る途中、
ふいに列車の急ブレーキが掛かりすれ違い様の子供とぶつかってしまった。
バランスを保つ拍子に熱湯がカップからこぼれてしまい、運悪く側に座っていた中国人青年の背中にかかってしまった。

青年は熱さのあまり、もんどりうってTシャツを脱ぎだした。
シャツにはラーメンスープの染みが広がっていた。
青年は私を睨んでいる。
高温の熱湯が背中にかかってさぞや熱かっただろう。

私は全力で「トエブーチー!トエブーチー!」と謝った。
これは殴られても仕方がない事をしてしまったと思った。

しかし、青年は落ち着きを取り戻すと、冷静に「大丈夫大丈夫」とジェスチャーで返してくれた。

なんという紳士だろうか。
中国は色々な批判があるが、私が出会う人々はどれも素晴らしく優しい人ばかりだ。

中国人青年、本当に申し訳ない事をした。

 

烏魯木斉(ウルムチ)到着

▼放浪216日目 2014/7/11(木)
午前10:30、40時間の列車移動が終わり、烏魯木斉(ウルムチ)駅に着いた。
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朝、右も左もわからぬまま駅を出ると、声を掛けてくる青年が居た。
穏やかな笑みを浮かべたこの中国人は誰だ?と思っていると、成都で会った私と同じ名前のケンジ君だった。(※以降紛らわしいのでノグケンと呼称する)
彼とは成都の宿で会い行く先が同じであったのでウルムチで落ち合う事になっていたが、ここで会うとは思わなかった。

 

烏魯木斉(ウルムチ)で宿泊した安宿

宿泊した宿は「麥田国際青年旅舍」。Wi-Fiもあり、清潔感もあり、ヨーロッパの宿のような快適さである。
※ウルムチの宿情報はこちら→「烏魯木斉(ウルムチ)宿情報(Booking.com)

彼と宿に行き、ウルムチの街をぶらぶらとする。
ノグケンは果物を購入するみたいだ。
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ウイグル料理のラグ麺が鬼のように旨い。
これは毎日でも食べられるのでは無いだろうかという勢いだ。
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烏魯木斉(ウルムチ)の治安

最近のウイグル人と中国人との衝突するニュースがよく報道されていたいた為、怖がりながらウルムチを歩いたが思っていたほどの危険は無い。
街にはウイグル人が多く居ると思っていたが、町の中心はとても都会で中国のよく見る地方都市の様相であった。
どんどん中国人が進出をして、開発をしているのだろう。
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烏魯木斉(ウルムチ)からカシュガルへ夜行バス移動

▼放浪217日目 2014/7/12(金)
ノグケンが前もって買っておいてくれた、寝台バスチケットでカシュガルを目指す。305元(4880円)
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乗客に中国人の姿は少なく、顔の濃いウイグル人の目だった。
目は大きく彫りの深い、美男美女が多い気がした。
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街を離れると窓から見える景色は、土色の剥げた岩山がどこまでも続く荒野だった。
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明日にはパキスタンやキルギスタンの国境に近い、「カシュガル」という街へ着く予定だ。
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つづく

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(Last Update:2016年12月21日)