KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

ケンジ世界放浪の記録

ウズベキスタン・リシタン(2) NORIKO学級で国際結婚式に招待された

2015年4月20日
約 7 分

~・~・前回のあらすじ~・~・
フェルガナ地方の南部”リシタン”にある日本語学校NORIKO学級を訪れた私は、校長先生から授業をしてくれないかと頼まれる。
安易にこれを引き受けてしまい、私がはじめた授業(と呼べるものではない何か)はグダグダで終わってしまう。
己の力不足から失意の中で、明日の授業こそはちゃんとしよう、と心に決めて眠りにつくのであった。(※記事はこちら

 

▼放浪275日目 2014/9/8(月)
授業2日目。
朝、いつもの時間に青年センターへ集まると昨日より多い10人程の子供達が集まっていた。
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前回はプロジェクターとパソコンに頼り過ぎた事でグダグダになったと思い、
よし今日は自分の話のみで勝負してみようか!と考えた。

 

教室に入り子供達の前に立ち、皆を見回してみた。

かつて自分が極度の緊張症であった事を思い出す。
私は高校時代、授業中に先生から指名されて音読をする時に声が震え出し、原因不明の緊張に襲われた事があった。
それをきっかけに人前で何かをする度に恐怖心が出てしまい、以降見事なあがり症体質になってしまった。

社会人になってからもその悩みは続いたが、20代後半に飛び込んだスピーチ教室やコミュニケーション講座を経て、ようやく克服出来たのだ。
もう昔のように緊張に飲まれる事は少ない。
だが、今でも人前に立つ事への苦手意識は消えていない。

 

私はホワイトボードに日本地図を描き、更に世界地図を描き、これまで訪れた国々を紹介した。
日本語がわかりやすいように出来るだけゆっくりと話をし、国名を文字で書いて紹介しながら自分の旅路を話した。

子供達も興味深そうに話を聞いてくれている(ような気がする)。
手ごたえは無いが、まあそれなりに授業っぽいではないか(そんな気がする。)

 

順調かと思っていたが、10分程話を続けると話すことが無くなってしまった。
どうやらネタ切れを起こしたみたいだ。

授業の残り時間は30分以上もある。
私は黙り、途方に暮れた。
子供達はこちらをじっと見ている。

さてどうするか。

 

ハタと思い立ち、2年程前に日本で参加した大人向けキャンプ会社「僕らの家」でやった、「ポップ!コーン!」ゲームをする事にした。

全員が輪になって1人が「ポップ!」と相手をランダムに指をさし、指を刺された両脇の人間がジャンプをして「コーン!」と飛び跳ねる。
指をさされてジャンプしてしまったり、両脇の人がジャンプしなかったりと、その混乱をワイワイ楽しむゲームだ。
要するに「せんだみつお」ゲームみたいなものだ。
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 参考サイト:アイスブレイクのいろは
 アイスブレイク集:ZIPZAP(←ポップコーンゲームの原型)
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私は机と椅子を全部脇にどけて、子供達とポップ!コーン!と遊んだ。
すると、皆笑顔ではしゃぎまわり、とても盛り上がった。

場が和み良い空気が出来た。
ありがとう、”僕らの家”、 しま。

 

しかしゲームをして盛り上がったは良いが、日本語の勉強になっていないではないか。
結局、授業らしいものは出来なかった。
またこの日も、「嗚呼私はダメ人間だ」と自信を無くし落ち込んでしまうのであった。
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▼放浪276日目 2014/9/9(火)
この日は授業はせず、ぶらぶらと皆と遊んだ。
そろそろ次の街へ移動する頃合いだろうか。

青年センターへ遊びに行くと、皆が卓球をして遊んでいる。
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ここの子供達はとても人懐っこく話しかけてくれ、皆程度の差はあれど日本語を話す。
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良く話をする子から、私も沢山のウズベキスタン語を学ぶ事が出来た。
覚えた沢山の言葉は、この先の旅をとても楽しくさせてくれたのだった。

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英語が堪能で、一緒に日本語の勉強をしたこちらの二人。
これから日本の九州の大学へ留学するそうだ。(※2015年現在二人は日本で頑張っているようです。)

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すっかり私はリシタンで長居してしまった。
本来の予定では1泊か2泊で次の街へ移動するつもりであった。

ところが新しいイベントが舞い込んできた。
明日、日本人男性と、ウズベキスタン人女性との結婚式がこのリシタンで行われるらしいのだ。

こんな機会は二度と無い。
私はリシタンの滞在を伸ばし、結婚式にお邪魔する事に成った。

 

▼放浪277日目 2014/9/10(水)
朝の支度をしている最中に思い出した。
そういえば結婚式に出る為のフォーマルな洋服が無い。
私が持っているのは、Tシャツと子汚いズボンだけだ。

ガニシェルさんに相談すると、襟付きのシャツを貸して貰いなんとか体裁だけは取り繕う事が出来そうだ。
ありがとう、ガニシェルさん。

 

午前11時前、結婚式の会場に入る。
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会場前には沢山の地元の人がいて、新婦さんの御親族らしき人達も見えた。

新郎ユータさんのお父様やお母様と同じテーブルに座らせて貰い、一介の旅人風情がこのような席に座って良いものか、戸惑い恐縮してしまった。

テーブルの上の食事も沢山の食べ物が並んでいた。
丁度お昼時だったため、これをお腹いっぱいに頂いた。

そしてウォッカのような強いお酒を頂き、少々酔っ払ってしまった。
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顔を真っ赤にして、フラフラしながらおっさんだらけのテーブルを覗かせて貰った。
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場内は生演奏の音が、耳が痛くなる程に鳴り響き、互いの会話が聞こえない程だった。

ふと横で陽気にダンスをしている姿も見れた。
見ているだけでとても楽しい気持ちになってくる。IMG_7845

生演奏が止み、奥から今回の主役であるユータさんとオディナさんが登場した。
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日本人のユータさんとウズベキスタン人女性オディナさんは、ここリシタンのNORIKO学級がご縁で結婚をされた。
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遠く離れた日本とウズベキスタンの国同士での結婚というのは、どういうものだろうか。
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お互いに異なる文化や宗教・風習で、二人の間や家族共々、きっと様々な事があっただろう。
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沢山の話し合いが持たれて、今日の結婚に至った事だろう。
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私の将来の結婚も、別に日本人にこだわる必要は無い訳だ。
ユータさんは私に、「人生には沢山の選択肢があるのだ」、と教えてくれている気がした。
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ユータさん、オディナさん、ご結婚おめでとうございます。
素敵な式に参加させてくれてありがとうございました。
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▼放浪278日目 2014/9/11(木)
何があるかも良くしらないまま訪れたリシタンは、私に沢山の出会いをくれた。

田舎の子達と沢山遊んだり、曲がりなりにも先生のような事も体験できた。
特に結婚式を見る事が出来たのは大きい。

ウズベキスタンの人達は優しく、フレンドリーで、そして礼儀正しい。
このリシタンという小さな街で、ウズベキスタンの人柄に触れる事が出来た。
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校長先生のガニシェルさんとも、今日でお別れだ。

短い間だったが、ガニシェルさんとは何でも話せるような、とても「気が通った」間柄となった。
たった5日間だったが、「ケンジさん、なんかもっと長く居たような気がするね~。」と言っていた。
たしかに1ヶ月くらい居たようなとてもリラックス出来た場所だったのだ。

ありがとう、ガニシェルさん。
また会う日まで。
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もう少しリシタンに居ても良かったなと心に残しながら、
この日、私はトルクメニスタVISAを受け取りに、首都のタシケントへ戻った。

つづく

 

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お読み頂きましてありがとうございます。ダハブにきて1ヶ月と少し経ちました。生まれてはじめての沈没です。しかし、全然リアルタイムとの差が埋まりませんね。という訳で、気が向いたらで、ブログ見たよのクリックお願いします。

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(Last Update:2016年12月21日)