KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

ケンジ世界放浪の記録

シーラーズ観光・腹の立つイラン人達と虹色のステンドグラス輝くモスク

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約 6 分

ヤズドからシーラーズへ

▼放浪310日目 2014/10/13(月)
ヤズドの風情のある旧市街を堪能した私は、二週間くらい旅を共にしていたのび太さんと別れ、シーラーズへ移動する。
のび太さんとは年齢がそこそこ離れていたが、なんとも気の合う青年であった。また逢う日まで!
 

朝9時半、前日に購入していたバスチケット13.5万リエル(470円)でシーラーズ行きのバスへ乗り込む。
6時間後の15時30分。シーラーズに到着。
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到着したバスターミナル(Karamdish Bus Terminal)から歩いて30分程、街の中心地にある宿へ向かう。

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シーラーズおすすめの素晴らしい宿

宿泊した宿は「Niayesh Boutique Hotel」。一泊3万リエル(約1050円)。
この宿は総合的に見て、イランの中で一番良いと感じる宿であった。
宿泊費の中に朝ごはんが付いていて、ビュッフェ形式なのだがこの種類が多く美味しかった。
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ここで初めて「デーツ」という物を口にする。
見た目は干したプラムのようで、口にすると甘みの強い栗のような、芋のような食感と味がした。
中東地域では保存食として頻繁に食べられているようで、この時から私はデーツを好んで食べるようになった。
写真はパレスチナ自治区で購入したもの。
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レストランではディナーも食べることが出来て、私はイランでハマっていた「ホレシュテバーデムジャーン」をよく頼んだ。要するにナスのシチューなのだが、このレストランのはイランで上位に入る旨さと言って良かった。

私はよくイラン人との会話で「ホレシュテバーデムジャーン、ドゥーストダーラム!」(ほれしゅてばーでむじゃーんが好きです!)と唐突にねじ込む事がよくあった。
それほどにホレシュテバーデムジャーンは旨かったのだ。
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この宿では数か月前に中国の成都で初めて出会った世界一周旅人、あゆみちゃんと再会する事が出来た。
彼女は英語を流暢に話し、各国で沢山の友人を作ってはその国の文化や社会問題などと向き合いながら味わうように旅をしていて、なんだかジャーナリストのような雰囲気さえする。

英語が得意では無く外国の友人も少なくコミュニケーション力の弱い私は、どこかで憧れの目で見ている所がある。
あゆみちゃんとはその後、2度再会する事になるのだが、それはまた別の話。
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彼女は世界一周をしながら雑誌を発行している。以下から購入出来ます。
http://www.takiayumi.com/tasogare-times/

シーラーズ観光・世界遺産のペルセポリス遺跡へ

▼放浪311日目 2014/10/14(火)
あゆみちゃんとシーラーズ観光のメインと言える世界遺産の「ペルセポリス」へ。入場料15万リエル(約530円)。
2000年以上前の遺跡が、良い保存状態で残されている。
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残された石柱を見ると、かつてどれほど栄華を誇った文明だったのかを想像させる。
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ところが見ていても全く興味が湧いてこなかった。
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貴重で素晴らしい遺跡とはわかっていながら、どうしても興味が湧かない。大変申し訳ない。
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長い旅で、感動のスイッチが切れてしまったのかもしれない。
こんな素晴らしい壁画を見ても、なんの感情も生まれない。
ああ、私は長い旅でついに無感動男になってしまったのか。
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ペルセポリスを後にし、夜は多くの店が軒を連ねるバザールを見学した。

シーラーズ観光・腹の立つイラン人たち

骨董品屋のような店を覗く。目利きさえあれば掘り出し物が見つかりそうな雰囲気である。
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友人はこのシーラーズで道を歩いていると、後ろからバイクに乗った男達に頭をパーン!とはたかれ、と同時に帽子を奪われたそうだ。
そして、この街では「チンチョンチャン!」攻撃が凄いらしいとの情報を得ていた。
私も実際に遭遇したことがあった。

ある時、バザールの通りで真正面から来た青年が「チンチョンチャンチンチョンチャン!」と大きな声を発しながら向かって来た。
少し腹の立った私は、眼前に立ちふさがり握手を求め「マンアズジャーポン!(日本から来ました!)」と返した。
相手は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をし通り過ぎていった。
間違いを正す事が出来て満足した私は、この時気が晴れたものだが後に疑問を持った。

中国人と勘違いされてそれを正したところで、彼らへの嘲笑が止むわけではない。
私にとって中国では沢山優しくされた経験があり、良い印象のある大好きな国の一つである。
そもそも何でそんな事を言うのか。友達を馬鹿にされた気持ちだろうか。

イラン人は優しい人々が多く沢山の親切を受けて来たが、一部の数パーセントの人々は中国人を馬鹿にした輩が多く、なんとも悲しい。

中国人が嫌われる理由は多々あるようで、例えば中国製の製品は安いが壊れやすいとか、
中国人は現地人との交流をせず、挨拶もせず、仲間内だけの閉ざされたコミュニティで商売をはじめてしまう。
という話を聞いた。

彼らは仲間意識が強い分、外からの交流を閉ざしてしまう傾向はあるかもしれない。
文化と言えば文化なのだろうか。
友人関係になれば義理人情の厚い人々なのであるが・・・。

シーラーズ観光・マスジェデ・ナスィーロル・モスク

▼放浪312日目 2014/10/15(水)
ステンドグラスの装飾が美しいといわれる、「マスジェデ・ナスィーロル・モスク」へ。
朝の時間帯が陽光が差し込み、ベストタイミングらしい。入場料5万リエル(約175円)

思わず「おお~」と声を上げてしまう空間だった。
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ここでしか見れない、いままで見たことの無い美しい空間である。
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美しい景色に会うといつも思う。「ウズベキスタンに忘れた一眼さえあれば!」と。(置き忘れた時の記事→こちら
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シーラーズは宿の居心地の良さも相まって、とても楽しい数日を過ごすことが出来た。
特にステンドグラスは美しく見応えがあった。
大好きなシェイクや、アイスクリーム屋も豊富に取り揃えていた。
甘いものさえあれば満足なところはある。
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夜、モスクの見学などをした後、
あゆみちゃんと別れ、次の街バンダレアッバーズへの夜行バスへ乗り込んだ。

つづく