KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

冬のポーランド・クラクフ 中世の重厚な街並み散歩と良宿情報

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約4分

▼放浪372日目 2014/12/14(日)
ワルシャワの居心地の良い宿でブログを書きながらふと外を見ると、もう日が暮れている。
時間が過ぎるのはあっという間だ。
荷物をまとめ宿をチェックアウトすると、バスターミナルへもっそりと歩き出した。
 

暗いバス停の冷たいベンチに腰を下ろし、売店で買ったケバブを頬張っていると、横に座っていた可愛らしい中国人女性に話しかけらた。
2カ月程周って少し覚えた中国語を披露すると、少しだけテンションが上がる。
雲南省や東チベットの話、ジブリの話やら映画の話やらをした。
彼女のおかげで寒いバス停でも苦にならずに待つことが出来た。どうもありがとう。謝謝。再見!
 

ちなみにバスは格安会社の「ポルスキバス(Polski Bus)」を利用した。安くて快適である。(ワルシャワ→クラクフ運賃 12ズウォティ(420円))
Polski Busについて詳しくはこちら→「バリ安!快適!Polski Busの乗り方!

23時50分発のバスで、次の街「クラクフ」へと移動する。
Polski Bus

 

▼放浪373日目 2014/12/15(月)
出発して4時間半程。朝4時半にクラクフに到着した。
ワルシャワからクラクフ

人影がまばらな駅を出ると外はまだ暗く寒い。
1時間程街をウロウロして、ようやくカフェを見つけて体を休ませた。

 

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クラクフの宿「Atlantis Hostel」

事前に予約していた、「アトランティスホステル」にチェックイン。
街の中心にあり、広いドミトリーと親切なスタッフ。レトロな建物の雰囲気も良く、大変居心地の良いおすすめの宿である。
Wifi有。シャワートイレ共同のドミトリー、一泊21.5ズウォティ(752円)
※宿情報と予約はこちら→「Atlantis Hostel

出典:Booking.com

 

クラクフの観光・旧市街へ

眠い目を擦りながら、クラクフの観光へ繰り出す。
クラクフ街並み01

どうやらクラクフの見どころは、この旧市街と中央広場らしい。
確かに中世の雰囲気があり、歩いていてまあまあ楽しい。
クラクフ旧市街01
クラクフ中央広場

旧市街のレストランでふらりと昼食を食べた。4品程選んで21ズウォティ(735円)。この見た目で不味い訳が無い。
クラクフ昼食

 

2時間程歩くと旧市街にも飽きてしまい、街の中心を抜けてブラブラと歩く。
クラクフの川沿い

素敵な街だと思いながらも、相変わらず心はときめかない。
クラクフの街並03
クラクフの街並み05

ここでも無感動っぷりを発揮し、それでも写真を撮り。公園を散歩しながら一日を終えた。
クラクフ川沿い

 

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所へ

▼放浪374日目 2014/12/16(火)
クラクフからバスで1時間かけて、オシフィエンチムへ移動した。
ここはナチスドイツがユダヤ人などに対して大量虐殺を行い、絶滅収容所とされた「アウシュビッツ収容所」がある。

子供頃に映画「シンドラーのリスト」を見て、訪れたいと思っていた場所であった。
※この様子については、次回の記事でお送り致します。
アウシュビッツ収容所

 

シンドラーの工場へ

▼放浪375日目 2014/12/17(水)
この日は、ずっと曇りだった天気が一転して、空が晴れ渡っている。
晴れているだけで心が浮き立ち、足取りは軽くなる。
クラクフ街並み07
クラクフ街並み08

光があると影が生まれて、街並みは違った表情を見せてくれる。
そうか、気分が乗らない一因は天気にあったのかっ!
20141217-IMG_2223

 

街の中心から少し離れた場所に「シンドラーの工場」があった。
当時のクラクフの様子や膨大な戦争の資料が展示されている。テンポよく回って1時間以上もかかった。入場料16ズウォティ(560円)。
シンドラーの工場

今日でクラクフの観光を終える。
『旅』よりも『旅行』をしている感覚の強いヨーロッパは、私にとって退屈と感じる事が多い。
街並みは、日本では見れない美しいものばかりだが、残念ながら心掻き立てられるものはない。
クラクフの夜景

しかしこのクラクフでは、アウシュビッツ収容所へ行くことが出来たのが良かった。
建物や空気でその重みを知識と同時に体感出来るので、頭に入りやすかった。
気持ちは重くなるが、必ず足を運んでほしい場所である。
アウシュビッツ収容所02

明日は次の国チェコへ移動する。
クラクフ夜景03

つづく

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