KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

【ポーランド旅行7日間】物価安く快適な観光と費用〜戦争の爪痕を巡る旅

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約6分


香港からはじめた世界放浪の旅は1年が経過し、私はポーランドに入国をした。
映画、戦場のピアニストの舞台となった「ワルシャワ」
シンドラーのリストの舞台となった「ビルケナウ」

本や映画でしか見ていなかった、世界史の出来事に触れられる7日間であった。
バックパッカーで7日間かけて巡ったポーランドの旅を振り返ります。

・本記事は、2014年12月に旅した情報を元に作成しています

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ポーランドの辿った道

ポーランドは一番感心のあった、アウシュヴィッツへ行く為に訪れた国でした。
しかし、それだけでは勿体ないという事で首都のワルシャワへ寄りました。
ウクライナからバスで入国し南西部のチェコへ抜ける、2都市のみの短い旅でした。

北部や西部も巡りたかったのですが、ヨーロッパはVISAの有効期限が3カ月で、ゆっくりもしていられません。
01-ポーランドマップ

ちなみに飛行機で日本からポーランドへは、最安値で片道4万8千円のチケットを発見しました。
スカイスキャナーで検索してみてください。
▶️格安航空券の比較 スカイスキャナー

 

ポーランドの宿は?

ポーランドのホテルは2か所しか泊まっていませんが、どちらも清潔で快適でありました。
一泊800円程が安宿の平均でしょうか。

ワルシャワの安宿「HOSTEL HELVETIA」

ワルシャワで宿泊した宿は「HOSTEL HELVETIA」。
明るい雰囲気の部屋で、シーツも清潔感があって気持ちよくバスやトイレも綺麗。言う事なし!一泊20ズウォティ(700円)
※宿情報と予約はこちら→「ホステル エルヴェティア(Booking.com)
20141214-IMG_1940

クラクフの安宿「Atlantis Hostel」

クラクフは「Atlantis Hostel」に泊まりました。
街の中心あってアクセスも良く、広いドミトリーと親切なスタッフ。レトロな建物の雰囲気も良く、大変居心地がよろしかったです。一泊21.5ズウォティ(752円)
※宿情報と予約はこちら→「Atlantis Hostel(Booking.com)

出典:Booking.com

ポーランドのおすすめの観光は?

ポーランドは観光というよりも「戦争の歴史を学ぶ旅」でありました。

瓦礫から復興した「ワルシャワ」の街並み

ドイツ軍によって破壊しつくされ、市民の力で復興したワルシャワは、行ってはじめて知った街でした。
参考記事→「ど根性の歴史!ワルシャワ蜂起と華やかなクリスマスマーケット
ワルシャワの街並み02

大量虐殺の歴史「ビルケナウ」

ユダヤ人をはじめ、多くの人々が虐殺されたアウシュヴィッツ収容所は、その空気を体感するだけでも価値があります。
私は現地在住の日本人にガイドを申し込み、見学しました。
参考記事→「公認ガイド中谷剛さんとアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所 見学ツアーへ
05-アウシュビッツ

戦争に関しての負の遺産が多く、気持ちが重くなる事もありますが、歴史を肌で感じれる意義のある旅でした。

行けなかった「タトラ山地」

その他、興味がありつつ行かなかった場所が、スロバキアの国境にあるタトラ山地です。
ポーランド人に観光のおすすめを聞いた時、西部の山々が素晴らしいと言っていました。
参考リンク→「地元の山を愛するフォトグラファーが撮影!ポーランド、タトラ山脈の絶景

出典:TABIZINE and Marcin Kesek

行けなかった「ゆがんだ森(クシュヴィ・ラス)」

ポーランド最西部、ドイツとの国境にある「ゆがんだ森(クシュヴィ・ラス)」。
こういった珍スポットが大好きなので、行こうかギリギリで迷いましたがルートが面倒でカットしました。
まるで夢の中に世界です。
参考リンク→「究極の曲線美!ポーランドの曲がった木「クシュヴィ・ラス」が超ミステリアスだった

出典:http://pomniki-przyrody.odskok.pl/

 

ポーランド料理はどうだった?

ポーランドあたりから物価の上昇が見られ、レストランに入らず屋台でケバブを頬張る日々が続いていました。
でも我慢できずに入ったレストランは、日本に馴染みのある美味しいものばかりでした。
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ポーランド料理っぽいのを頼もうと出たきたのが「ピロギ(Pierogi)」。ポーランド風餃子。
でもやっぱり中国の餃子のほうが美味いです。
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ごはんを食べ終わると、甘いもので締め。
ワルシャワの生クリームチョコ

そんなポーランドの食事でした。

 

ポーランドの治安は?

訪れた2都市の中での治安の悪さを感じる事はありませんでした。
高層ビルが建ちビジネスマンが歩きまわる姿から、経済的に安定しているような安心感がありました。
夜も結構一人で出歩いてしまいましたが、特に危ない目には会いませんでした。
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自分の場合、運が良かっただけかもしれないので、夜は外出しないだったり、複数人で行動するなどを気を付けて行動しましょう。

 

ポーランドの物価や使った費用は?

ポーランド7日間の滞在費・費用です。(1ズウォティ≒35円)
ウクライナから比べるとグッと物価が上がってしまいました。
とはいえ、1日2500円程で過ごせるので、日本よりは物価が安い感覚があります。

■宿代—-4,305円(123ズウォティ) 1泊あたり1,044円
■食費—-7,306円(123ズウォティ) 1日あたり61円
■観光—-2,520円(72ズウォティ) 
■移動費—-3,325円(95ズウォティ)
■その他—-420円(充電ケーブル)
■合計—–17,876円(一日平均 2,554円)
ポーランド費用

 

ポーランドの旅を振り返ってみて

ポーランドは、アウシュヴィッツ収容所へ行くことがメインの目的でした。
学生の頃にテレビで見た「シンドラーのリスト」の衝撃を今も覚えています。
あれは本物の映像なのでは無いかと思えた程でした。

生々しい映像もありますが、歴史を知るきっかけとして学びの多い作品です。

また、アウシュビッツの生活を描いた「ライフイズビューティフル」は、どんな時でもユーモアを忘れない子供想いの父親に胸が熱くなります。
自分自信も、笑いを大切にできる人生でありたい。

 

過去の悲惨な歴史に触れると、些細な事で文句を言う最近の自分に反吐がでる。

自分は戦争の無い国に生まれ、自由に色々な国へ旅が出来る。
この恵まれた素晴らしい人生を、笑顔で楽しくどこまでも生きて行きたい。
自分の心がワクワクする道へ進んでいこう。

そんな事を思い知らされた、ポーランドの旅でした。

 

おしまい

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