香港からはじめた世界放浪の旅は1年が経過し、私はポーランドに入国をした。
映画、戦場のピアニストの舞台となった「ワルシャワ」
シンドラーのリストの舞台となった「ビルケナウ」
本や映画でしか見ていなかった、世界史の出来事に触れられる7日間であった。
バックパッカーで7日間かけて巡ったポーランドの旅を振り返ります。
・本記事は、2014年12月に旅した情報を元に作成しています
ポーランドの辿った道
ポーランドは一番感心のあった、アウシュヴィッツへ行く為に訪れた国でした。
しかし、それだけでは勿体ないという事で首都のワルシャワへ寄りました。
ウクライナからバスで入国し南西部のチェコへ抜ける、2都市のみの短い旅でした。
北部や西部も巡りたかったのですが、ヨーロッパはVISAの有効期限が3カ月で、ゆっくりもしていられません。
ちなみに飛行機で日本からポーランドへは、最安値で片道4万8千円のチケットを発見しました。
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ポーランドの宿は?
ポーランドのホテルは2か所しか泊まっていませんが、どちらも清潔で快適でありました。
一泊800円程が安宿の平均でしょうか。
ワルシャワの安宿「HOSTEL HELVETIA」
ワルシャワで宿泊した宿は「HOSTEL HELVETIA」。
明るい雰囲気の部屋で、シーツも清潔感があって気持ちよくバスやトイレも綺麗。言う事なし!一泊20ズウォティ(700円)
※宿情報と予約はこちら→「ホステル エルヴェティア(Booking.com)」
クラクフの安宿「Atlantis Hostel」
クラクフは「Atlantis Hostel」に泊まりました。
街の中心あってアクセスも良く、広いドミトリーと親切なスタッフ。レトロな建物の雰囲気も良く、大変居心地がよろしかったです。一泊21.5ズウォティ(752円)
※宿情報と予約はこちら→「Atlantis Hostel(Booking.com)」
ポーランドのおすすめの観光は?
ポーランドは観光というよりも「戦争の歴史を学ぶ旅」でありました。
瓦礫から復興した「ワルシャワ」の街並み
ドイツ軍によって破壊しつくされ、市民の力で復興したワルシャワは、行ってはじめて知った街でした。
参考記事→「ど根性の歴史!ワルシャワ蜂起と華やかなクリスマスマーケット」
大量虐殺の歴史「ビルケナウ」
ユダヤ人をはじめ、多くの人々が虐殺されたアウシュヴィッツ収容所は、その空気を体感するだけでも価値があります。
私は現地在住の日本人にガイドを申し込み、見学しました。
参考記事→「公認ガイド中谷剛さんとアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所 見学ツアーへ」
戦争に関しての負の遺産が多く、気持ちが重くなる事もありますが、歴史を肌で感じれる意義のある旅でした。
行けなかった「タトラ山地」
その他、興味がありつつ行かなかった場所が、スロバキアの国境にあるタトラ山地です。
ポーランド人に観光のおすすめを聞いた時、西部の山々が素晴らしいと言っていました。
参考リンク→「地元の山を愛するフォトグラファーが撮影!ポーランド、タトラ山脈の絶景」
行けなかった「ゆがんだ森(クシュヴィ・ラス)」
ポーランド最西部、ドイツとの国境にある「ゆがんだ森(クシュヴィ・ラス)」。
こういった珍スポットが大好きなので、行こうかギリギリで迷いましたがルートが面倒でカットしました。
まるで夢の中に世界です。
参考リンク→「究極の曲線美!ポーランドの曲がった木「クシュヴィ・ラス」が超ミステリアスだった」
ポーランド料理はどうだった?
ポーランドあたりから物価の上昇が見られ、レストランに入らず屋台でケバブを頬張る日々が続いていました。
でも我慢できずに入ったレストランは、日本に馴染みのある美味しいものばかりでした。
ポーランド料理っぽいのを頼もうと出たきたのが「ピロギ(Pierogi)」。ポーランド風餃子。
でもやっぱり中国の餃子のほうが美味いです。
そんなポーランドの食事でした。
ポーランドの治安は?
訪れた2都市の中での治安の悪さを感じる事はありませんでした。
高層ビルが建ちビジネスマンが歩きまわる姿から、経済的に安定しているような安心感がありました。
夜も結構一人で出歩いてしまいましたが、特に危ない目には会いませんでした。
自分の場合、運が良かっただけかもしれないので、夜は外出しないだったり、複数人で行動するなどを気を付けて行動しましょう。
ポーランドの物価や使った費用は?
ポーランド7日間の滞在費・費用です。(1ズウォティ≒35円)
ウクライナから比べるとグッと物価が上がってしまいました。
とはいえ、1日2500円程で過ごせるので、日本よりは物価が安い感覚があります。
■宿代—-4,305円(123ズウォティ) 1泊あたり1,044円
■食費—-7,306円(123ズウォティ) 1日あたり61円
■観光—-2,520円(72ズウォティ)
■移動費—-3,325円(95ズウォティ)
■その他—-420円(充電ケーブル)
■合計—–17,876円(一日平均 2,554円)
ポーランドの旅を振り返ってみて
ポーランドは、アウシュヴィッツ収容所へ行くことがメインの目的でした。
学生の頃にテレビで見た「シンドラーのリスト」の衝撃を今も覚えています。
あれは本物の映像なのでは無いかと思えた程でした。
生々しい映像もありますが、歴史を知るきっかけとして学びの多い作品です。
また、アウシュビッツの生活を描いた「ライフイズビューティフル」は、どんな時でもユーモアを忘れない子供想いの父親に胸が熱くなります。
自分自信も、笑いを大切にできる人生でありたい。
過去の悲惨な歴史に触れると、些細な事で文句を言う最近の自分に反吐がでる。
自分は戦争の無い国に生まれ、自由に色々な国へ旅が出来る。
この恵まれた素晴らしい人生を、笑顔で楽しくどこまでも生きて行きたい。
自分の心がワクワクする道へ進んでいこう。
そんな事を思い知らされた、ポーランドの旅でした。
おしまい