KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

【ルクソール観光】圧巻の大石柱「カルナック アムン神殿」旅行記

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約4分


世界放浪の旅をはじめて、1年と数ヶ月。
香港から陸路で少しづつ移動しながら、私はアフリカ大陸を旅していた。
エジプトに滞在して数ヶ月、格安リゾート地ダハブを楽しんだ私はようやく次の街へ。

文字どおり楽園のダハブにもっと滞在したい・・・という欲を振り切るように、重くなった足を前に進めることにした。
暮らすように旅をして出会ったダハブの仲間たちに別れを告げ、16時のバスでルクソールへと移動した。

・本記事は、2015年6月に旅した情報を元に作成しています

エジプト113日間の見所・治安や費用など、旅の記録をまとめた以下記事もオススメです。
👉【エジプト旅行まとめ】113日間の観光で見た秘境・治安情報・費用(物価)

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ルクソール到着

▼放浪556日目 2015/6/16(水)
ダハブからルクソールまで、休憩を含む約18時間の夜行バスを乗り終え、10時頃にルクソールにたどり着いた。
首都のカイロに居た時よりも、更に蒸し暑い。うだるような熱気を感じる。

ルクソールはエジプトの中部東側のナイル川沿いにある観光地。
古代エジプトの都テーベがあった場所で、一時はエジプトで最も栄えた場所でもあった。

ルクソールの安宿「Oasis Hotel」

宿泊した宿は「Oasis Hotel」。ダハブで出会った旅人も、同じ宿に滞在しているとの事でここに決めた。
1泊あたり45ポンド(¥720)。
安いのはもちろんのこと、屋上にある寛ぎスペースの居心地と、その眺めが素晴らしい。
全体的に年季が入っているが、それも味わい深い。
蒸し暑いルクソールにおいて、クーラーも完備しており最高である。

宿情報と予約はこちら👇
>>Oasis Hotel(Booking.com)

ルクソール観光

ルクソールの街並みと散歩

ルクソールはカイロに比べると、ずいぶんとのんびりとした田舎の雰囲気がある。
カイロ旧市街のような雰囲気で、コンクリートや石造りのビル群を多くみかける。

ナイル川沿いへ行くと船やレストランなど、観光客向けか富裕層向けの街並みが広がる。


ルクソールの街に入り、殺人的に暑い日が続いていた。
滞在中、ラマダン(断食月)の時期と重なり、暑そうな様子のタクシー運転手に聞いてみた。
※ラマダンとは、イスラム教の伝統的な風習で、ムスリム(イスラム教徒)は日の出から日の入りまで飲まず食わずで過ごす。

この暑い中で、大丈夫なのか?と尋ねると。
ああ、暑いさ。水?飲んでるよ!他のみんな(ラマダンをやっている人々)は冷房の効いた部屋でじってしているだけさ。』と語っていた。
この暑さで何も飲まないと命に関わる。ラマダン中だろうとしっかり水分補給して欲しい。

街に近い観光地「ルクソール神殿」

街の中心に近い観光地である、「ルクソール神殿」。
大きな石柱と、カルナック神殿まで伸びる参道が特徴。



夜になるとライトアップされる。
内部も観光できるが、わたしはお財布と相談して行かなかった。

ルクソール観光の目玉「カルナック アムン大神殿」

ルクソール神殿から続く参道をのんびり散歩すると「カルナック神殿」へ行くことができる。

奥にある「大列柱室」が大きな見所。

細かいレリーフや壁画が描かれているが、何を意味しているかわからない。
これはガイドを頼んで解説してもらうべき観光地だろう。

ルクソール観光を振り返る

考古学や旅が好きな人、興味があり検索できてくれた人には申し訳ないが、ルクソールに居た時の私は旅への情熱が失われている状況だった。
旅を開始して1年以上経ち、これからアフリカ大陸を南下するスタートの国であるエジプト。
物価が安く、暑い国ながらも治安がよくて、居心地の良さを感じていた私は、観光や移動する意欲が失われていた。
そんな状態で観光しても、いい写真を撮れるはずもなく、ただ惰性で旅をしていた。

ルクソールの観光は他にも「王家の墓」や「ルクソール博物館」などがあったが、いずれも訪れる事はなかった。
前へ歩く意欲もなく、かといって滞在期間が迫ったVISAの関係で留まることもできず。
後ろ向きな思考の中で次の街、アスワンへと進む。

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