世界放浪2年の中盤、ヨーロッパのチェコを旅していた私は、プラハの観光を終えて「チェスキークルムロフ」へ移動した。
噂には聞いていた通り、どこを歩いても絵になる街並み。
ディズニーシーの世界に入り込んだような、おとぎの国の世界が広がっていた。
・本記事は、2014年12月に旅した情報を元に作成しています
チェコの7日間を旅した観光や費用・治安についてまとめた記事は、以下を参照してください。
👉可愛すぎる街並みに悶絶する!物価の安いチェコ7日間の観光情報まとめ
プラハからチェスキークルモロフへ移動
▼放浪379日目 2014/12/21(日)
歩くほどに楽しいプラハの街を満喫した私は、次の街「チェスキークルモロフ」へ移動する。
プラハからチェスキークルモロフへは、15時半発のバスに乗り約3時間後に到着した。
この観光地は首都から近い事もあり、日帰りで訪れる人も多いが、私は一泊することにする。
チェスキークルモロフの安宿「HOSTEL HAVANA」
街の北部(※MAP)でバスを下され、30分ほど南へ歩き予約していた宿に到着した。
宿泊した宿は「HOSTEL HAVANA」。
あれ、扉が閉まっていて開かない。叫んでも誰も出てこない。
門の前で1時間程座って待つと、スタッフらしき人物が車で登場しチェックインする事が出来た。
案内された部屋はシンプルな作りで清潔感がある。これは気に入った。
宿主は私に鍵を渡すと、またどこかへ行ってしまった。
広い建物にポツンと残され、もはや一人暮らしの気分である。
3階には鍋や皿が完備されたキッチンが併設され、ここで久しぶりパスタを作り自炊をした。思わず鼻唄が出てしまう。
街の中心から少し外れていてとても静かで、目の前は嫋やかな川が流れ、散歩に最高である。
ドミトリー(相部屋)で一泊125コロナ(668円)。おすすめの宿である。
※宿情報と予約はこちら→「HOSTEL HAVANA(Booking.com)」(※MAP)
世界一美しい街「チェスキークルモロフ」の観光
▼放浪380日目 2014/12/22(月)
ここ、チェスキークルモロフは『世界一美しい街』と呼ばれている。
そんなに期待値を高めて自分自身ガッカリしないよう、私は心をフラットな状態で訪れた。が、あれ意外と素晴らしい。
おとぎの国に入ったような可愛らしい街並みが広がっていた。
風情のある石畳や入り組んだ道は、散歩がとても楽しい。
ディズニーシーのヨーロッパエリアに入り込んでしまったような感覚である。
街の高台から街を眺める。
チェスキークルモロフの魅力はこのこじんまりとした程よい大きさにあるのかもしれない。
首都プラハから流れてくる、ヴルタヴァ川がまた美しさを演出している。
城からほど近い、街の西にある「ザーメツカー庭園」を訪れたが扉は閉まっていた。
周辺は自然が豊かで良いなかなか良い雰囲気であった。
晴れ渡るチェスキークルモロフの街歩き
▼放浪381日目 2014/12/23(火)
チェスキークルモロフは半日もあれば大体の観光が終わってしまうような小さな町である。
しかしこの日、外へ出ると昨日とはうって変わって空が青い。心も晴れやかで足取りが2倍軽い。
もう一泊して観光を楽しむ事にした。
街のあらゆる場所から、チェスキークルモロフ城の塔が見える。
この塔へ登れるらしいのだが、今回は残念ながらクリスマス休暇で扉は閉ざされていた。
街の北部の丘の上を登り、また違う角度から街の景色を堪能する。
少し歩くとホテルの廃墟を見つけた。中へ侵入しようかとも思ったが、入口が見当たらず断念。
街の東側へ移動し、西方向から街を望む。
もう大体の観光はし終わっただろうか。
夜のクリスマスセレモニー
やることも無くなり街へ戻ると、広場にこれでもかという人々が集まっていた。
何がはじまるか知らないが、その時を待つ事にした。
すると遠くから、歌声と共に大勢の人々が列を成してこちらに向かってきた。
中世ヨーロッパの世界からタイムスリップしてきたような装いである。
用意された舞台に上がると、劇と歌がはじまった。
彼らの笑顔で、こちらの心もほっこりと温かくなるようだ。
人が多すぎて斜め後方からしか見えなかったが、運よくクリスマスならではのイベントを体感する事が出来た。
チェスキークルモロフのクリスマスマーケット
劇が終わり街の中心にある広場へ行くと、昼間それほどでも無かった観光客が沢山居た。
ヨーロッパはこの時期、各地で「クリスマスマーケット」がはじまり、広場に出店が立ち並ぶ。
なんとも華やかな気持ちになる。
とはいえ、人込みは苦手だ。
この街の観光も概ね満足した為、宿へ戻る事にした。
チェスキークルムロフを振り返って
地球の息吹を感じるような大自然が好きな私にとって、ヨーロッパの旅は退屈と感じる事が多かった。
その一方で、チェスキークルモロフは楽しい日々を過ごす事が出来た。
ポーランドやウクライナでは感じなった「非現実感」を感じれたのが大きい。
夢や映画の世界に入り込んだような錯覚。
それが、このチェスキークルモロフには感じる事が出来たのです。
チェコへ訪れた際は、是非訪れてほしい場所である。
翌日、また首都のプラハへ移動する。
つづく