KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

【アフヴァーズ観光】街を歩き中国人の悪評を聞きVISAの延長を試みる

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約4分

世界放浪2年の旅で訪れた、中東のイラン。
カメラをウズベキスタンに忘れてしまい、それを取り戻す方法を考えながら、時間稼ぎをするようにイランを旅していた。
あまり観光客のい当たらないアフヴァーズを訪れた私は、観光地では無いイランを見る事になった。

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ブーシェフルからアフヴァーズへ

▼放浪315日目 2014/10/18(土)
かつての湾岸戦争に思いを馳せたブーシェフルを後にし、次の街アフヴァーズへ移動する。

夕方バスを待っていると、迷彩服を来た若者が話しかけてきた。
アフヴァーズへ行くという話をすると、俺の家に来い泊めてやると言いだした。
確かにイランは事前の噂で、家に招待してくれ泊めさせてくれる人が多いとの事だったが、宿泊の経験は無かった。

出た、イランのホスピタリティ、ついに来た!
と思ったものだが、バスで街に着き、話しかけてくれたウェザー君を探すもどこにも居なかった。
おかしいな。
 

22時10分。約5時間でアフバーズに到着。
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ここも蒸すように暑い場所だった。
到着したバスターミナルは西側の中心地からだいぶ離れた場所にあった。(バス到着場所→こちら)
夜も遅い為、タクシーを使って宿まで移動する。(5万リエル(約175円))

アフヴァーズの宿「ニューカールーンゲストハウス(New Karun Guest House)」

宿泊した宿はニューカールーンゲストハウス(New Karun Guest House)
wifi無し。一泊50万リエル(1700円)。地球の歩き方に掲載あり。
値段が高いわりに、設備は古くエアコンの音が煩かった。が、恐らくここが一番の安宿だろう。

 

アフヴァーズでイランビザ延長却下

▼放浪316日目 2014/10/19(日)
この街も観光地でないようで見どころも無く、何もする気が起きなかった。

この時の私は、ウズベキスタンに忘れたカメラをイランまで誰か届けてくれないか、観光をしつつ情報を待っている状態だった。
しかし、そうこうしているうちに、イランのVISA期限を超えてしまいそうだった。
私はVISAの延長の手続きをするべく、警察署へ向かった。
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延長手続きの待合室には欧米人の旅行者が一人居て、彼もVISAの延長を目的としているようだった。
そして彼も私と同様に、VISAの延長の許可が下りなかったようだ。
理由はシングルVISAだからだか、なんだかで不明瞭な理由であった。
街によってVISAが下りる下りないはよくある話だったので、早々に諦めることにした。

アフヴァーズはどんな街か

気温は50度を超え、イランの中で最も暑い場所と言われている。
周辺の油田開発により、大気汚染が深刻で「世界で一番汚染された街」と言われている。
参考→地球上でもっとも汚染された25の場所

私が訪れた2014年の時は、眩しい日差しと快晴で汚染している体感はなかった。

アフヴァーズの街を散歩

次の街へのバスチケットを買うついでに、当てもなくブラブラと散歩する。
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宿のベランダから見下ろすと、街頭インタビューをしていた。なんだかほっこりする。

この商店街の雰囲気が賑やかで活気があり、良い雰囲気を出していた。
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が、それ以外はこれと言って見どころを探すのは難しかった。
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嫌われる中国人

バスターミナル周辺に辿り付くと、乗客やら従業員やら大勢の人が居て、沢山話しかけられた。
何気ない会話で、
「いや~イラン人は優しくて良いね!」と伝えると、
「おれはアラブ人でペルシャ人ではない。ペルシャ人はテロリストだ。」
と言っていた。
見た目は同じに見えても、色々な民族が居るようだ。

イラン南部のブーシェフルやアフヴァーズは、アラブ人が多い。
イラン西部のケルマンシャーは、クルド人が多いらしい。
アラブ人、クルド人、ペルシャ人。同じ土地に様々な民族が歴史と絡み合って生きている。
もう何でもいいから地球人として手を取り合って仲良くして欲しいものである。
 

バスを待っていると、中国人の話にもなった。
このパソコンも中国。服も中国。電話も中国。全部中国!
と小馬鹿にしたように言っていた。
じゃあ買うなよ!とおもいつつ、でもきっと安いから買うのだろう。
中国の影響力は凄い。そしてどこへ行っても嫌われているような気がする。
かわいそうな中国。
 

夕方のバスに乗り込み、次の街ケルマンシャーへ移動する。

つづく

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