▼放浪279日目 2014/9/12(金)
ウズベキスタン東部のNORIKO学級で素敵なウズベキスタンの人々と交流した私は、首都タシケントに戻った。
トルクメニスタンのVISAを申請して一週間。今日は受け取りの日だった。
朝8時に大使館へ行くと、警備員は今日休みだよと言う。
どうやら月曜~木曜が営業日らしく、ああ今日は金曜日。
受け取るのに明々後日まで待たなければならなくなった。
まあ仕方なく、タシケントの街をブラブラと歩く。
タシケント観光・懐かしい街並みの旧市街
宿の北部、チョルスーバザールの北には旧市街が広がっていて、私はここへよく散歩に出かけていた。
旧市街には子供達の姿が多く、そして積極的に私に絡んできてくれる。
細い路地へ行くと、「そこ違うよ、行き止まりだよ」と、老紳士が教えてくれる。
私はこのこじんまりとして、それでいて人の温かみのある旧市街がとても気に入った。
タシケント観光・街歩き
▼放浪280日目 2014/9/13(土)
首都タシケントでやる事は少ない。
今日もカメラを持って街へ出掛けるしか無かった。
近くにあるモスクへ2000スムを払い入ったが、いま一つ楽しめなかった。
絵画マーケットのような場所を見つけた。
これは一つ一つ見応えがあり、この絵はどこで書いたのか、などと画家と話をした。
緑道には、こんなに必要かと思う程のスプリンクラーが回っていた。
暑くなり喉が渇くと、大きなタンクに入ったジュースを飲むことが多かった。
炭酸が利いていて、すっきりとした後味で美味い。
これは通算5回も飲んだ。
タシケント観光・チョルスーマーケットのサンドイッチ少年
▼放浪281日目 2014/9/14(日)
今日も別段、やる事はない。
宿の近くには「チョルスーマーケット」という市場があり、ここには食べ物から日用雑貨まで何でも売っていた。
東南アジア諸国と比べると、いま一つ熱気というか、盛り上がりに欠けたため、写真もあまり撮る気が起きなかった。
唯一この市場内で足しげく通っていたのは、若干15歳の少年が作るサンドイッチ屋だった。
彼のサンドイッチを作る手さばきは見事で、気軽に話し掛ける雑談力も侮れない。
若いながらも、プロの仕事振りを感じさせたのだ。
極め付けが、出来上がったサンドイッチの美味さだ。
棒状のハンバーグの上に、シャキシャキの春雨サラダが乗っている。
一日に2度食べた日もあった。
私はこの味の虜になってしまった。
場所はチョルスー市場の東側。
南の大通りから入り、しばらく進み右手階段の上にあるモスクを眺めながら直進し、ナンの屋台も更に直進すると、レストランのような屋台が沢山ある区画に入る。その中から見つけて貰いたい。
タシケントでトルクメニスタンビザの取得
▼放浪282日目 2014/9/15(月)
一週間前に申請したトルクメニスタンビザ。(その時の記事→(こちら)
今日はトルクメニスタン大使館が営業している日だ。意気揚々と地下鉄に乗り込む。
トルクメニスタンのビザは、過去の先輩の旅人の情報を見るとかなり苦労が多いように見えた。
大使館職員の態度が横柄で、その日の気分次第で、待たされた挙句に却下されたり。
VISAを取得出来なかった旅人は、入国を諦めてキルギスへ戻ったり、カザフスタンからカスピ海を横断しアゼルバイジャンへ渡ったりと、私もそうなる可能性もあるかもしれないと、覚悟をしていた。
朝、8時過ぎ。
すこし緊張しながら、大使館前に行き、しばらく待つと名前を呼ばれた。
パスポートを預けて、ビザ代55ドルを支払うと、今日の16時に受け取りとの事。
そして午後ついに、あっさりと念願のトルクメニスタンVISAを取得する事が出来た。
申請から一週間で受け取る事が出来るようだ。
最近のトルクメニスタン大使館の対応はかなり改善されているようだった。
やった・・とにかくゲットした!
もうタシケントに用は無い。
タシケントからサマルカンドへ
私は速攻で鉄道駅へ行き、次の街サマルカンドへの列車のチケットを購入した。48,200スム(約1824円)
宿へ戻り、ようやくタシケントを離れ、旅を前に進める事が出来ると喜びながら眠りについた。
つづく