KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

【戦争中のウクライナ観光8日間】旅の費用や治安、1年経過した旅を振り返って

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約9分


2014年12月4日~12月11日まで、8日間かけて巡ったウクライナの旅を振り返ります。
また最後に世界放浪1年が経過した、この旅の全体を振り返りました。
以下、順番にご紹介致します。
 

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ウクライナの辿った道

南西部のルーマニアの街からスタートし、4都市を巡りました。
ルーマニア出国→「スラティナ」→「リヴィウ」→「リヴネ」→(愛のトンネル)→「ルーツク」→ポーランドへ
広いウクライナにあって、西部の少ししか旅をしませんでした。

もはやヨーロッパに興味が湧かなかった事や、スペインの巡礼へ急ぎたかった事、ウクライナ東部ではロシアとの戦争が行われていた事などもあり、旅を急ぎました。

ウクライナで他に興味の出ていた場所が、南部にあるクリミア半島です。
「ツバメの巣」と呼ばれる、崖に突き出たお城の景色を見たかったのですが、遠くて面倒で行きませんでした。
どのみちここは、2014年にロシアの領土に変わってしまい、申請の面倒なロシアVISAが無いと入れません。

首都キエフからツアーが出ている、チェルノブイリもドキドキする程に行きたかった場所です。
1986年の原発事故が起きてゴーストタウンとなった街を見学できるのですが、放射能漏れを防ぐシェルターが老朽化していてダダ漏れらしく、将来の身体の影響が心配になり、迷って迷って、ギリギリの決断で行くことをやめました。

飛行機で日本からウクライナへは、中国国際航空で往復6万8千円でチケットを発見しました。(2019/7 確認)
エアトリで検索してみてください。
▶️ 格安航空券・海外旅行の【エアトリ】

 

ウクライナの宿は?

ウクライナのホテルは割と安く、しかも清潔で快適であったと感じています。
バックパッカー向けの宿で、一泊300円~600円程でした。
ホテル予約サイトで、低価格順にして検索してみてください。


Booking.com

おススメの宿はリヴィウの「バジェット ホテル エコテル」です。
スタッフも親切で部屋も広いし共有スペースも清潔で、wifi速いし、しかも安い!いう事なしでした!
※宿情報はこちら→「バジェット ホテル エコテル(Budget Hotel Ekotel)

出典:Booking.com

 

ウクライナのおすすめの観光は?

▪️リヴィウの街並み
あまり色々な場所へ行っていないので語るべきことは少ないのですが、リヴィウの街はこじんまりとした雰囲気の良いヨーロッパの街並みを楽しむ事が出来ました。夏になると道には大道芸人が楽しませてくれるようです。
僕の時は寒くて誰もいませんでしたけどね。
参考記事→「ウクライナ・リヴィウで見た東欧一美しい墓地と激安すぎるオペラ

先ほど知りましたが、リヴィウは世界遺産の街だったのですね・・・・。
僕のブログでは役不足なので、UCAさんや、友達の大ちゃんのブログを参照してください!
 ・世界一周フォトたび→ 「埋もれた宝石と言われたウクライナの街
 ・世界一周旅してゴメン!→「リヴィウで”恒例”の教会行脚へ

 
▪️クレヴァニ・愛のトンネル
ウクライナで他に行った場所は、「愛のトンネル」でした。
僕が行ったのは冬で枯れ果ててい今一つでしたが、それでも神秘的な雰囲気を感じる風景でありました。
行くのは少し面倒ですが、おすすめします。
※参考記事→「【放浪366-367日目-ウクライナ】クレヴァニの愛のトンネルは枯れ果てた

やはり愛のトンネルは冬でなく、夏へ行くものですね。もっと良い写真が撮れる事でしょう。

 

ウクライナ料理はどうだった?

ウクライナ料理は安くて美味しい、という印象です。どの品も日本人の舌に合う味付けでした。
ロシア料理と思っていたボルシチ(現地ではボルシと呼ばれていました)は実はウクライナ料理らしいです。これも至る所にあり美味しかった。
赤いカブが入っているのが印象的でした。

チキンキエフ(チキンカツレツ)は、ついつい頼んでしまう料理で、サックリとした歯ごたえが堪らない一品でした。
馴染みのある味だったので、日本が恋しくなり食べていたのかもしれません。

あるレストランでは、バイキング形式で既に調理された食材を沢山選んで盛って、腹いっぱい食べても600円程度だったので、毎食満足感に満たされていました。
ご飯が美味しいと、旅も楽しいものです。

 

ウクライナの治安は?

訪れた4都市の中での治安の悪さ、雰囲気の悪さを感じる事はありませんでした。
道や建物は整備され、温和で暖かな人々と触れ合う事が多かったです。

ただしこれは西側に限っての話。
東側はロシア人が多く住む街で、
2014年末の時点で、ウクライナ東部は紛争の真っ最中であり、国内全体の情勢はよくありませんでした。

ルーツクの街では戦争で犠牲になった人々の写真が飾られていた。

とはいえ、2014年2月頃の首都のキエフでは激しいデモが行われていたようで、最新の情報を調べてから訪れましょう。
※参考記事→「火炎瓶が飛び交い街が炎に包まれた、ウクライナで発生したデモの画像74枚

出典:http://varlamov.ru/984735.html

海外旅行でトラブルはよくあるので、海外旅行保険に入りましょう。
クレジットカード付帯の保険であれば、1日の入院(最高270万まで)や、携行品被害(最高20万)が保証されます。
入会金・年会費無料のエポスカードをおすすめします。

 

ウクライナで使った費用は?

ウクライナ8日間の費用です。(1フリブニャ≒7.9円)
宿代や食費込で、1日2000円程で過ごせるかと思います。とても物価の安い国です。

一泊だけ2000円もするビジネスホテルに泊まり宿代が跳ね上がりましたが、平均的にはもっと安く滞在できます。

■宿代—-6557円(830フリブニャ) 1泊あたり936円
■食費—-5861円(742フリブニャ) 1日あたり732円
■観光—-474円(60フリブニャ) 
◆移動費—-4029円(510フリブニャ)1日あたり 503円

 

ウクライナの旅と、この1年を振り返ってみて

長旅によって気力を失っていたこの時の私にとって、ウクライナの旅は特に語るべき事が見当たりません。
物価が安い、食事が美味い、妖精のような美女が多いなど、細かく取り上げればありますが、取り立てて記す事でもありません。そんな事言うと、このブログの意味も無いか・・。

 
ユーラシア大陸の陸路横断を目指して(いや目指した訳ではないが)香港からスタートしたこの旅も、ウクライナを訪れた時点で一年が経過しました。

香港で初日を迎えた時の、ワクワクやドキドキ。英語が通じず恥ずかしい思いをした日々。
数か月でドキドキも慣れ、飽き飽きとしながら旅をした東南アジア。
それでもこの世の果てとも思える絶景と出会い、好奇心を掻き立ててくれた、東チベットや中央アジアの旅。そして、ヨーロッパに入り季節と天気と共に沈んでいく心模様。
浮き沈みのある一年でした。
 

この1年十分に楽しんだし、もう帰国しようかとも考えました。
しかし、この旅の先に更なる衝動があるような気がして、それを経験せずして帰るのか?という己の心が問うてきます。
そんな薄い理由で旅を続けていたので、無感動で無気力な毎日を送る事になったのです。

そんな頃、友人が歩いていたスペイン巡礼の旅を知り、衝動的にスペインへ移動する事になりました。
目的地が定まりスイッチが入ったようで、この後、徐々に元気を取り戻していく事になります。
 

という事で、このブログはヨーロッパ編、アフリカ編とまだまだ続きます。(あと1年!)
よろしければお付き合い下さいませ。

でわでわ!

ウクライナ編 おしまい
 

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コメント一覧

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. いつも楽しく拝見しております。
    ケンジさんの書かれる文章と綺麗な写真を見ていると旅への憧れが強まるばかりです。
    ヨーロッパ編、アフリカ編も楽しみにしています。
    それでは。

    • コメントありがとうございます!
      書いていて無性に空しくなる事もありますが(今日とか!)、頂けるコメントを励みに頑張れそうです。
      ありがとうございます!