本当はもっとポジティブで明るいタイトルにしたいのですが、これが僕の真骨頂。
率直にこの一か月を振り返ります。
写真集完成せず
2年間の旅をまとめた写真集を「5月中に作る」と前回の記事で意気込みました(※前回の記事)が、出来ませんでした。
総数2万枚のアジア編で写真集を作ろうと計画しましたが、「やっぱりヨーロッパやアフリカも含めよう!」と、更に3万枚の中から出力をしはじめました。
すると、また鬱々とした気持ちが、どこからともなくやってきたのです。
一人で黙々と同じ作業をしているからか、収入がないという焦りや不安からか、
心に深い霧がかかったようで、自分がどこへ進んでいるのかわからなくなってきました。
誰に強制されている訳でもなく、自分が好きでやっているはずなのに作業に追われる感覚がする。
あれ、これって病気じゃないだろうか。
もはや平凡な日常すら楽しめなくなってきたのです。
鬱々としたら人と会うのが一番
一人で悶々としていると、「あああああああ!」と発狂してきます。
そういう時は、外へ出てピンと閃いた人に声をかけたり、色々な写真展やイベントへ行ったりしました。
プロブロガーの八木仁平さんを家に招いた際は、ブログに無限の可能性を感じました。「ホームレスのぼくが、初対面の人から合鍵をもらえた理由」
写真家の須田卓馬さんの人柄は温かく、写真集について相談させて貰ったり。
山本高樹さんからは、インド・ラダックへの旅の気持ちを掻き立てられたり。
「渋イケメンの国」の三井昌志さんには、理想の自分を重ねたりしました。
ブータン写真家の関健作さんには、初対面で僕のモヤモヤを話してしまう程に、話しやすい素敵な人柄でした。
尊敬する人々と直接話をすると事で、エネルギーが心に入り循環し、霧が晴れていくようでした。
でもまた鬱々としてしまう毎日
が!結局家に帰ると、またしても悶々が押し寄せてきます。
どうしてなんだ!?
美しい青空。風の心地よさ。川のせせらぎ。
家族や友人が、今日も元気で健康である事。
そんな日常を、素晴らしいと感謝出来ない。
すぐに心に霧がかかり、すさんだ心の状態になってしまうのです。
これはやばい。
「ブログの執筆」と「写真出力」を追われるよう(誰も追ってないのに)に2カ月続けて気がおかしくなってしまったのかもしれない。
このモヤモヤから脱却する為には、変化が必要である。
という事で、写真集作成の比重を軽くし、新たに色々な試みをしてみようと思い立ちました。
ケンジショップを開設した
先日、生まれてはじめて自分の写真をA3で大きく印刷したところ、感動的なレベルで良い仕上がりでした。
自分の写真に感動して、これぞ写真の醍醐味であると悦に浸ったのです。
一週間前にオーダーした写真がようやく届いた。はじめてA3で印刷して額に入れてみると、もうそれは作品として、眩しく輝きを放ちはじめたのです。今まで感じたことの無いこの感じ。ときめきが止まらない。 pic.twitter.com/94HVHjOgNP
— kenji hirota (ヒロケンジ) (@piroken1980) 2016年5月16日
これは、お部屋のインテリアとして素敵なのでは!?飾れるのでは!?という事で、オンラインショップを開店致しました。
僕の写真でイイ!と思ったお方は、ご連絡いただければ印刷して郵送させて頂きます。
BASE:「ケンジショップ」
「50円」出張撮影サービスをはじめました!
友人から、数か月先に予定されている大きなイベントの撮影依頼を頂きました。
実績も無いのに「僕に頼みたい」との申し入れを、ありがたく引き受ける事にしました。
実績が無いなら作ればいい。
という事で、出張撮影サービスを始めました。
プロフィール写真や、イメージ写真。イベント撮影などのご依頼ありましたらご連絡ください。
ホームレス小谷さんの活動をヒント(㈱住所不定)に、1日50円で承ります。(※交通費別途)
詳しくは以下のリンク先をご覧ください。
憂鬱な日々からの脱却
自分が勝手に作り出した不安や恐怖と、狭い土俵で一人相撲をしていた一か月だった。
外国を旅していた時は、”何があってもどんと来い!”という覚悟があったからか、不安を感じる事はあまりなかったのに、
日本に来たら、吹けば飛ぶような弱々しい心になってしまった。
もっと軽やかに、楽しく生きたい。
6月はもっと移動し、人とも沢山会って行きたいと思います。
お金はありませんが、お気軽にお誘い下さいませ!
つづく
[エチオピア・アワサ湖にて]