KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

フランスのパリの凱旋門で年越し!エッフェル塔の下で怪しい詐欺ゲームに騙されません

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約5分

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深夜のミュンヘンからパリへ

▼放浪389日目 2014/12/31(水)
雪が降り、鬼寒いドイツのミュンヘンでゆったりと過ごした私は、次の街パリへ移動する。
パリ行きの列車は、深夜3時25分発。駅構内にあるスターバックスで時間を潰していた。

こんな深夜遅くまでスターバックスが営業している事に、驚きと喜びを感じてしまう。
深夜の時間帯は治安がとても心配になる。こんな時間のスタバは安心して過ごせる場所である。ありがたく発車時刻まで過ごした。
スタバ

ミュンヘンからシュトゥットガルトで乗り換え、そこからパリへ向かった。
ドイツからフランス

昼頃に眠い目を擦りながらパリ駅に到着した。
駅構内を歩く人々を眺めるていると色々な人種が目についた。黒人やアラブ系、アジア系の人々まで、全体的には白人が多いが、これほどに人種がミックスしている街ははじめてであった。

ふと人が走る音の方向に目をやると、駅の改札をハードル選手のように飛び越えて走り去る若者二人組がいた。ああ、そんなに治安は良くないみたいだ。

外へ出るとドイツに比べて随分と気温が暖かく感じた。雪が降らないだけでこんなにも違うものなのか。
治安におっかなびっくりしながら知らない街を大きな荷物を背負い歩く。夕暮れや凱旋門を横に見ながら、3時間ほどで目的の宿へ向かった。
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メールで事前に予約していた日本人宿、ドリームハウスにチェックインした。

 

ドリームハウスの人々

中国人のバンさんが経営するこのゲストハウスは日本人を対象にした宿で、大晦日のこの日は沢山の宿泊客が居た。
世界一周旅人や、パン屋さんで修行をしている人。語学の勉強をしている人や、音楽を学びに来ている人など、外国で力強く生きている日本人に大いに刺激を受けたものである。

ドミトリー(相部屋)は既に満室で、共用スペースの床に布団を敷き詰め、隣の人の寝息が聞こえる程にギュウギュウになって眠った。
はじめて会った赤の他人と同じ布団で眠るなんて考えもしなかった事だが、1年を超える長旅で何とも思わなくなってしまった。人間は色々な事に慣れていくようだ。

2014年→2015年のカウントダウンは、皆で凱旋門へ行き、これまたギュウギュウの人々にもまれながら美しい花火を見上げた。
さらば2014年。よろしく2015年。
凱旋門花火

 

2015年の幕開け

▼放浪390日目 2015/1/1(木)
2015年が幕を開けた。
なんだか生まれかわったような、晴れ渡る気分で街を闊歩する。
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フラフラと歩いていると、ギリシャ神殿のような建物が見えてきた。
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ここは「マドレーヌ寺院」という名前で、内部は教会になっていた。祈りをささげる人々横見に勝手に写真を撮らせてもらった。
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その後、だだっ広い広場を横目に、ついにあれが近づいてきた。
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パリのシンボル・エッフェル塔

出た!これは!エッフェル塔だっ!
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ブログの演出上「つ、ついにエッフェル塔到着だっ!」という感じで気持ちを上げて書いたが、実際のテンションはそんなに高くはなかった。唯一真下から覗く、見たことない角度のエッフェル塔に少し興奮したくらいである。(こんなんなってんのか!)
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周辺は、観光名所なだけあってストリートパフォーマーが沢山居て、観光客を盛り上げていた。
そのひとつに、三つのカップの中にボールを入れて、順番を入れ替えてどれにボールが入っているか当てるゲームをやっていた。しかもお金をかけて。
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その入れ替えるスピードはかなり遅く、私でも誰でも答えがわかるような入れ替え方をしていた。
「違う違う、それじゃない!」と野次を飛ばす観客。正解・不正解に関わらず「おおおー!」とわざとらしく盛り上がっている。
数枚写真を撮ったあたりで、写真を撮るなと注意を受けた。
これは怪しい。観客に見える人間もきっとグルで、はじめに簡単に金儲けさせて最終的に負けるシステムになっているやつに違いない!おれは騙されないぞっっ!
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と少し興奮しながら、遠くからエッフェル塔を眺める。
上に登った街の景色が美しいらしいのだが、お金をケチってしまい(上る情熱も出ず)ここを離れる事にした。
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シャンゼリゼ通り

凱旋門から延びる道を歩いていると、妙に人通りが多く洒落たブティックなどが立ち並ぶ通りに入った。
携帯で地図を確認すると、ここは「シャンゼリゼ通り」だという事に気づいた。
それがわかった途端、脳内は「オ~シャンゼリ~ゼェ~♪」の歌が流れだした。
脳内だけに収まらず、思わず口から漏れ出てしい、ご機嫌な気分でシャンゼリゼ通りを練り歩いた。
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都会でありながらセカセカしない街

ヨーロッパ=お洒落=パリ!という、日本人がよく持ち合わせているイメージを、自分も持っていて。
実際に古い建物が立ち並ぶ統一された建物や、せかせかしないで優雅に歩いているように見える人々。(連休中だったからか)
ヨーロッパで思い浮かぶイメージ通りの街並みでした。
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明日は、更にパリの有名な観光地へ向かう。

つづく

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