KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

ヴェルサイユ宮殿を無料で観光して、スタバで女性に間違えられた

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約4分

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パリからヴェルサイユ宮殿へ行き方

▼放浪393日目 2015/1/3(日)
ラオスで出会ったフランスの友人、ソフィアンとその一家とのホームステイ生活が三日目を迎えた。
彼らは愛情溢れる家族で、赤の他人である私にも家族の一員のように接してくれていた。

この日は月の始まりの第1日曜日。
毎月この日だけは無料の、ヴェルサイユ宮殿へ繰り出すことにした。パリの中心部から西へ少し離れた場所にある。
バスなどもあるらしいが、今回はメトロを使って行くことにした。
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約1時間の電車に揺られ、「Versailles Rive Droite(ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ)」駅にたどり着く。
ここから20分ほど歩いて、街並みを堪能しながらヴェルサイユ宮殿の正門へ向かう。
駅からヴェルサイユ宮殿へimg_4469

 
曇り空を仰ぎ見ながら、広大な敷地にたどり着いた。
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おそらくいつもならチケット購入の行列が出来て並ぶはずだが、今回は無料なのでそのまま入ることが出来る。
まあ、それほどヴェルサイユ宮殿に興味を抱いていないのだけど、無料というタイミングで行かないわけにはいかない。
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ヴェルサイユ宮殿 – 王室礼拝堂(Chapelle de Royal)

建物に入ってすぐに「王室礼拝堂」が現れた。天井が高く柱の装飾が美しい。
中へ入って色々な角度から写真を撮りたいが柵があって入ることができない。。。
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2階からもこの礼拝堂を見ることが出来る。天井画が美しすぎて昇天してしまいそうになる。。
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宮殿内には当時使用していた豪奢な家具などが展示されている。
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ヴェルサイユ宮殿の象徴・鏡の回廊

17世紀にルイ13世が建て、その後の歴代の王が増改築を繰り返して現在の姿になったヴェルサイユ宮殿。
その象徴と言える場所が、「鏡の回廊」で、ルイ14世とマリーアントワネットが結婚式を挙げた場所である。
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ああ。またしても吸い込まれてしまうような、美しさの天井画である。
どれだけのお金と人と時間をかけたのだろうか。
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ヴェルサイユ宮殿の庭園が広くてのんびり美しい

学生の頃、私は世界の歴史や文化に興味が湧くことが無く、やはりフランスの歴史についてもピンとくるものが無い。
ヴェルサイユ宮殿に来ても、ただ美しいなぁと思うばかりで、眺めるだけで終わってしまった。
という事で早足に宮殿の外へ出て庭園を楽しむことにした。
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宮殿の周辺は、噴水と共に広大な整備された敷地が広がっており、散歩が大好きの私は興奮した。
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美しい芝生と、どこまでも続く並木道。あゝ、心が、とても、平安である。
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11時頃から観光を始めて、もう時計は15時を回っていた。
もう十分に観光を終えたなと感じた私は、パリへ戻ることにした。
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スターバックスの後ろ姿

ヴェルサイユ宮殿の観光で歩き疲れた私は、駅へ向かう帰り道に見つけたスターバックスで休憩を取ることにした。

コーヒーを頼み、既に5・6人は居る長テーブルに座り、携帯をいじっていると後ろから「マダム?」と声をかけられた。
声をかけられた男性と目が会い、彼は申し訳なさそうに「オー、ソーリー!」と謝っていた。
私の隣の席が空いているかの確認で声をかけてきたらしいが、長髪を後ろに束ねた私を女性と勘違いしたらしい。

こんなボロボロの格好で女性だなんて!ワハハハ!
私は高笑いをしながらメトロに乗り、この日のヴェルサイユ宮殿の観光を終えた。

つづく

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