世界放浪の旅をはじめて、1年と4ヶ月。
長旅に疲れていた私は、休息の地を求めて、エジプトの楽園「ダハブ」にたどり着いた。
疲れと物価の安さの安心感で、気がつくと2ヶ月近くも滞在したダハブ。
朝起きて宿のリビングでブログを書き。
気が向いたらカフェで、甘いシェイクを飲み、ゆったりとまたブログを書く。
夕方に海へ潜り、疲れたら誰もいないビーチに寝転がる。
宿に戻ると、相部屋の旅人と皆で今晩の買い出しへ出かける。
あの日々は夢だったのでは?と思うほど、穏やかなで贅沢な日々を過ごしていた。
今回はそんなダハブで食べた、食事について紹介してみたい。
物価が安く、かつ美味しい食事をこれでもかと食べることが出来る。
そもそもダハブって?という人は、以下の記事を参照されたい。
▶️ 滞在費1ヶ月3万5千円!?海外の安すぎるリゾート地、エジプト『ダハブ』について語りたい
・本記事は、2015年3月に旅した情報を元に作成しています
海沿いのカフェで潮風に吹かれながらノマド
ダハブは透明度の高い「紅海」の沿岸にあり、色鮮やかなカフェが点在している。
宿での作業に飽きた時や、少しだけ贅沢したい時などに、こういった洒落たカフェへ赴き、
私は海を見ながら、そして食事をし読書をして。
時にはパソコンを広げ、ゆったりとブログを書いていた。
値段も日本の物価から考えると安く、そしてクオリティも高い。
こちらのチキンセットとマンゴーシェイクは合わせて、40ポンド(¥640)ほど。
魚を焼いたもの。添えている野菜もうまい。25ポンド(¥400)
通算10杯ほど飲んだ「マンゴーマンゴー」。
マンゴーシェイクの上に、マンゴーアイスが乗っている。
値段交渉で安くなる事もあるが、大体15ポンド(¥240)前後で飲むことができる。
遅く起きた朝、安宿のベッドで目を覚ますと、今日は何をしようか考える。
とりあえずに、とパソコンを小脇に抱えて外へ出る。
波の音を聞きながら、短パンとビーチサンダル姿で歩いていると「ヘイ!フレンド!」と声をかけられる。
いつも行く道をふさぐ、ガタイの良いカフェの店員だ。
毎回挨拶だけで素通りしていたが、今日はこの店に入ってみようか。
マンゴーシェイクを飲みながら、旅の旅行記を書く。
今日は海風が強く、パソコンの画面にしぶきが飛び散る。
外はなんて青い海だろう。
パソコンの電源が切れそうになるタイミングで席を立ち、宿へと戻る。
昨日と変わらない穏やかな日常が今日も過ぎ去り、明日もやってくる。
ああ。。(昇天)
「Friends Restaurant」
海沿いにカフェが並ぶが、Wifiが早くシェイクが美味しく、ここを選ぶことが多かった。
Google Map → Masbath, Dahab, Dahab, Egypt
ダハブで美味しい日本食が食べられる「SUN RESTRAN」
長い旅の中で恋しくのなるのが日本食。
しかしダハブにいれば安心。日本食レストラン「サンレストラン」が存在しているから。
私は何度もここに通った。
メニューもとても豊富である。
からあげにしようか。カツにしようか。カレーにしようか。毎回迷い逡巡する。
一番好物だったのが、このナス味噌炒め。
ボリュームもあり、肉の旨みとナス歯ごたえがジュワッっとして、うまい。20ポンド(¥320)。
サンレストランは屋上にあり、日差しの強いエジプトの中で、眩しい太陽に目を細める。
海からの涼しい風にあたり、ここで幾度も空を見上げて、これまでの旅やこれからのアフリカの旅について考えていた。
2階から海の向こうを見ると、サウジアラビアが見える。
イスラム教の聖地、メッカのある国。
夢物語に出てく名前が目の前に広がり、東京で働いていた日々がもはや夢の彼方だ。
またいつかダハブへ行きたい。
そして、旅の思いを巡らせた、あのサンレストランでナス味噌を食べたい。
「Sun Restaurant」
2018年現在。セブンヘブンの屋上での営業は建築法の問題で撤去され、別の場所で営業再開を目指しているようです。詳しくは以下を参照されたい。
▶️恋するダハブ.com / ダハブ唯一の日本食レストランかおりさんのお店がピンチ!
無性に食べたくなるエジプトのソウルフード「コシャリ」
レストランでの食事は、日本の物価と比べ安価に済ます事ができるとはいえ、
貧乏バックパッカーである私は、もっと出費を抑えておきたい。
そんな時に、よく食べていたのが「コシャリ」と呼ばれるエジプトのソウルフードである。
「お米」「マカロニ」「パスタ」「レンズ豆」「ヒヨコ豆」「揚げ玉ねぎ」の上にトマトソースをかけて食べる。
エジプトの国民食。
押し寄せる炭水化物の大波に、屈することなく食べて頂きたい。
食べたいと思った時に、美味しく食べよう。
「コッシャリ!コッシャリ!」
お昼時になるとメインストリートに突如として現れる、青い荷車を引いてやってくるコシャリ屋。
首都のカイロでも食べたが、ダハブのコシャリが一番好きだ。
この短い人生において、またダハブでコシャリを食べる日が訪れるだろうか。
いや必ずや食べると決めて、これからを生きていこう。
毎日食べても飽きる事の無い「ファラフェルサンド」
ちょっと長くなってきたので、ここからは簡単に紹介。
コシャリに次いで良く食べたのが「ファラフェルサンド」。10ポンド(¥160)
通算15回くらい食べた。
「ファラフェル」はひよこ豆のコロッケのこと。
安くて早い。いろんな野菜が入っているので食感が楽しい。
栄養的にも良いはずだ。7ポンド(¥112)
数店舗あるが、足繁く通ったのが「Yum Yum Egyptian Food」。
モンスターファラフェルが美味しい。
Google Map → Tawfik El Hakim St, Qesm Saint Katrin, South Sinai Governorate, Egypt
金曜マーケットの手作りケーキ
毎週金曜になると、北の通りでマーケットが開かれる。
現地に住むエジプシャンやロシア人、ウクライナ人が、骨董品や煮物・ケーキなどを販売している。
ケーキは10ポンド(¥160)から15ポンド(¥240)ほどのお値段。ダハブの中では少し高め。
人気の品は、早めに行かないと売り切れてしまう。
週一回というプレミア感から、ついつい多めに買ってしまう。
バックパッカー向けの安宿でシェア飯
これまで紹介したものは、すべて外食の場合であり、基本的な食事は宿でシェア飯を食べる事がほとんど。
モロヘイヤ丼。カレー。シチュー。ハンバーグなど。皆でシェアして、5ポンド〜11ポンド(¥80〜¥170)
宿の近所に大きいスーパーがあり、ここでチーズやミルク、米や醤油も購入できる。
「Mega」のバニラ味にはまって、よく食べたものだ。
ダハブの食事を振り返る
という事で、ダハブで食べた食事達を紹介してみました。
上記のような食事を毎日食べて72日間。
食費は合計で、¥34,000。1日あたり、¥470くらい。
とても安く滞在する事ができます。
この時の私は、スペイン巡礼で780キロを歩いた後であったこと。
1年4ヶ月の長旅で疲れ果ててしまい、移動する気力が尽きてしまったのです。
だから2ヶ月もの間、”堕落”とも言える生活を過ごしてしまったのでしょう。
ダハブはビーチリゾートなのに滞在費が安く済む為、ビザが許す限りいくらでも居続けることが出来ます。
日本より遥かに滞在費を抑えて暮らせる為(1日¥1,000程)、一度ハマると抜け出せない中毒性の高い場所でもあります。
ダハブへ訪れる際は帰り便のチケットも購入し、終わりを決めて旅立ちましょう。
エジプトの首都カイロまで、往復で10万円ほど。
▶️格安航空券の比較 スカイスキャナー
そんな魅惑のダハブへ、みなさんも一度は是非。
以上僕が大好きな、エジプト・ダハブのごはん情報でした。
おしまい。