世界放浪2年の後半。
アフリカ大陸のエジプトを旅していた私は、シーワオアシスにたどり着いた。
エジプトの東側に住むアラブ人とは異なる、どこか穏やかな雰囲気のベルベル人が暮らす地域。
砂漠地帯の服装や文化。旧市街に廃墟。突如青々とした湖とリゾート地。
そんなエジプト・シーワオアシスを旅した、旅行記を紹介してみたい。
※本記事は、2015年5月に旅した情報を元に作成しています
カイロからシーワオアシスへ
エジプトの首都カイロから22時45分発の夜行バスに乗り込み約10時間。翌朝の9時半、シーワオアシスに到着した。
バス料金は120ポンド(¥1,920)。
濃く青い空。力強い日差し。乾燥した空気。土気色の街並みが広がっている。
シーワオアシスのホテル(安宿)「AL KELANY HOTEL」
シーワオアシスで泊まった宿は「AL KELANY HOTEL」。
一泊50ポンド(¥800)。必要最低限の設備のある宿。
ここのホテルの特徴が、ベランダからの眺めが良いことである。
街の中心にあり、通りを行き交う人々をずっと見ていられることだ。
バックパッカー向けの簡易的な宿なので、とても安いが設備や清潔感はそこそこ。
もっと快適に過ごしたい場合は、以下のサイトから検索しよう。
¥1,500〜¥3,000あたりで、手頃な宿を見つけることができる。
👉シーワ(siwa)の宿を探してみる(Booking.com)
シーワオアシスのごはん
炭水化物の塊「コシャリ」
シーワで食べたのは、エジプトの国民食である「コシャリ」。5ポンド(¥80)。
パスタとマカロニと米の上に、トマトソースをかけたもの。エジプトでは好きでよく注文するのだが、ここのはそれほど美味しくはなかった。
ダハブのコシャリが一番うまい。
フレッシュジュース
暑い気候の中で、生絞りオレンジのフレッシュジュースも美味しい。3ポンド(¥48)。
シーワオアシスの観光
「Schally」旧市街シャーリー要塞の廃墟
シーワの街の中心部にある観光地「シャーリー要塞」。
岩塩と粘土を混ぜて作られた素材で、家々が立ち並んでいる。
アマジグ人(ベルベル人)が敵の侵入を防ぐために造ったと言われている。
13世紀から20世紀まで人が住んでいたが、1928年の大雨により崩壊し人が離れ、現在は廃墟となっている。
ぶらぶらと散歩していると、生活の影が見えた。
暮らしている人もいるようだ。
日が傾きはじめると、小高い山「ガバル・マウタ(死者の山)」が、茜色に染まっていた。
クレオパトラの泉(Cleopatra Spring)
湖の方向へ自転車を走らせていると、透明度の高い大きな溜池を発見。
「クレオパトラの泉」と呼ばれている。
シーワ塩湖(Siwa Salt Lakes)
クレオパトラの泉を通り過ぎて、さらに長い長い道を自転車でひた走る。
町の中心から東、シーワ塩湖(Siwa Salt Lakes)が現れた。
湖を貫くまっすぐな道が気持ちの良い風景ではあるが、これといって特筆すべことはなく、街にへ戻った。
リゾート感のあるシーワ湖(Siwa Lake)
翌日の夕暮れ、また自転車をレンタルして西の湖「シーワ湖」へ走らせた。
湖というよりも湿地帯のような雰囲気。もうすこし先へ進んでみる。
荒涼とした砂漠地帯に、高級感のあるエリアにきてしまったようで戸惑う。
しらべるとここは「Fatnas Island」という場所。
シーワオアシスを振り返る
旅をはじめてから1年半が経過し、いよいよアフリカ大陸にたどり着き、
ヨーロッパの街並みから、一気に北アフリカのアラブの文化に入った。
ベルベル人。カイロと比べて、とてものんびりしていて気さくな人々。
文化や言語、肌の色や顔立ちが、日本と離れるほどに、ドキドキしてくる。
このシーワオアシスで、強い旅情を感じる事ができたのだ。
シーワオアシス2泊3日でかかった費用
カイロからの往復と、安宿を2泊して食事やおやつを食べた合計の費用は、¥7,352。
エジプト ポンド |
日本円 | |
宿代 | 100 | ¥1,600 |
移動費 | 240 | ¥3,840 |
観光費 | 25 | ¥400 |
食費 | 94.5 | ¥1,512 |
合計 | 459.5 | ¥7,352 |
シーワオアシス・観光マップ