KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

房総半島カメラマン・ヒロタケンジ

【メロウェ】ミニピラミッドとゲベル・バルカルの砂漠で熱中症でクラックラ

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約4分


世界放浪2年の終盤に旅をした、アフリカ大陸の灼熱の国「スーダン」。
滞在していたカリマという小さな街の近くに、「ミニピラミッド」という観光スポットがある。
スーダンに入国してはじめての観光である。

あまりの暑さに、頭がガンガンと痛くなり熱中症で座り込んでしまった私に、通りかかったスーダン人が薬をくれた。
過酷な環境でも優しさをくれるスーダン人に感動した1日。
そんなメロウェを旅した旅行記である。
・本記事は、2015年7月に旅した情報を元に作成しています

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カリマからメロウェ

▼放浪577日目 2015/7/7(火)
カリマで寝苦しい夜を明かした私は、スーダンに入国してはじめての観光地へいく。
宿から歩いていける距離のようだ。

ゲベル・バルカル

気温が鬼のように暑い。
まっすぐ続く灼熱のアスファルトの遠くに、ゲベル・バルカルが見える。

高さ98mの小山ではあるが、古代の王朝があった場所であり聖地。
2003年に世界遺産登録された場所。
あまりに暑く、遠巻きに写真を撮るだけで通り過ぎた。

ミニピラミッド

ゲベル・バルカルの近くに、今回の観光の目的である「ミニピラミッド」が見える。

エジプトのピラミッドは有名であるが、まさかスーダンにピラミッドがあるとは知らなかった。
しかも、大きさはミニサイズで可愛らしい。

朽ちた感じ、風化した状態に風情を感じる。

上空を見ると、ハゲワシだろうか、ピラミッドの周りを旋回している。

この乾燥した大地に、生物は私一人であろう。
ハゲワシたちは、明らかに私を狙っているようで、恐怖を覚える。

最後に記念撮影をして、ミニピラミッドの観光を終えた。

次の観光地まで15キロを歩く

ミニピラミッドの観光、メロウェから次の目的地「Kurru tomb」までは15キロほどある。
ちょっと遠いけど歩いて行けるか・・・と気合いを入れてすすむことにした。

それにしても、とにかく暑い。


ロバと少年

暑さに悶えながら歩いていると、ロバの子供達が声をかけてきた。
写真撮って撮ってと。

スーダン人は、人懐っこい。

また歩いていると、ロバ車に乗った少年と通り過ぎる。
笑顔が眩しい。


あまりの暑さに休憩をする。頭がガンガンしてきた。

立ち上がると、フラフラ〜っとする。熱中症かもしれない。

ロバ車のおじさんが乗せてくれた

歩いていると、ロバ車に乗ったお兄さんが声をかけてくれた。
乗って来なよ!と誘ってくれた。なんという事か、ありがたい。

ガタガタと乗り心地は決して良くは無いが、気分がとても良い。
ロバ車の荷台にのれるなんて、こんな素晴らしい貴重な体験。

大きく手を振って別れた。なんと優しいスーダン人。

観光のある村に到着

目的地である、墓のある村に到着した。

ここでも村人の子供達が親しく話しかけてくれる。



El Kurru Tombs

歩いて15キロかけて、目的地に到着した。
ヌビア時代のピラミッド。


日射病でフラフラになり薬をいただく

観光地に到着した時点で、日射病でフラフラになっていた。
バス停でカリマへ戻るバスを待っていた。
座っていれば平気だが、立ち上がるとフラフラする。
うずくまっていると、スーダン人が話しかけてくれ、薬を見せて飲みなさいと言ってくれた。

優しい、なんて優しいんだ。
スーダン人は底知れぬ優しさに包まれた。
もう宿に帰って寝よう。
荷物がぎゅうぎゅうに積まれたバンに乗り、カリマへと帰った。

次はスーダンの首都、ハルツームへと移動する。

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