KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

ケンジ世界放浪の記録

僕の生き方を決めた「パーマカルチャー」の暮らし

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長旅から帰国して1年半。
旅するカメラマンの雰囲気(旅人ブランディング)を出しながら、実はあれから一度も海外の旅へ出ていない。
パスポートが失効していたり、金銭的な問題が大きな理由だ。
そもそも情熱が無いのだろうか。(いやある)

千葉県の金谷でたくさんの友人達と交流の日々を楽しみながら、何故か憂鬱へと向かう心。降り積もる停滞感。(5月は酷かった。)
旅をしないと元気がでない!とわかっていたので、ここ数ヶ月は誘いに任せて千葉県いすみ市と長野県安曇野を訪れることになった。

自然や人々と触れる中、僕は「パーマカルチャー」というキーワードを知る事になる。
それは自然と共に暮らす意味や思想が込められていて、僕の人生の指標になりうる!と思うほどに感銘をうけたのだ。
今回はそんなパーマカルチャーとの出来事をしたためました。

パーマカルチャーと平和道場(千葉県いすみ市)

2017年5月。友達のカルロスに誘われて、千葉県いすみ市にある「パーマカルチャーと平和道場」へ行きました。
古民家のある広大な敷地を、草刈りや竹切りを手伝うイベントで、そこに長身で頭がモジャモジャの男性がいました。
共生革命家・ソーヤー海さんという人でした。

▶️「すべての答えは生態系にある」地球を愛する男・ソーヤー海が目指す“美しき世界”

「ゴミは自然界に存在しない 人間が作り出したもの」
「人も道具も適した使い方があって やり方により互いに痛めてしまう」(力を入れて竹を切った私に向けて)
「僕は好きなハンモックの時間を増やしていきたいんだ」

彼の放つ言葉にカリスマ性を感じた僕は、著書「都会からはじまる新しい生き方のデザイン」を読み始めました。
その本には、
食物を自給してみる事
欲しいものはDIYする
ギブ&ギブ(ギフトエコノミー)
とか、ああ!やってみたい!と思わせるワクワクの言葉がたくさん入っていました。

自分を大切にしながら、他人と地球にも配慮して生活をデザインする。
作りすぎて余った物はシェアする。
非暴力コミュニケーション。

僕が頭でぼんやりと考えていた理想的な暮らしや自分の生き方を「パーマカルチャー」はバシッと言語化してくれているようでした。
これは素晴らしい!

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シャロム・ヒュッテ(長野県安曇野市)

2017年7月。
またしてもカルロスに誘われて、新宿からバスで5時間。
千葉で知り合った司運さんを訪ね、長野県安曇野を訪れました。

安曇野は盆地にあって、広い草原と奥に雄大な山々に囲まれていました。
東京や千葉では見たことの無い広々とした景色に感嘆の声を上げました。ああなんて空気が、うまい。

この草原から後ろを振り向くと、高い木の美しい森に囲まれた「シャロムヒュッテ」が建っています。
創設者の臼井健二さんが仲間たちとセルフビルドで3年の月日をかけて1979年に建てたもの。
敷地内には、宿と幼稚園、レストランも併設しています。この場所もパーマカルチャーと縁の深い場所でした。
佇まいが美しすぎる。

僕はここに一週間滞在し、主に田んぼや畑仕事を手伝いました。
自然農法や、雨水の再利用、洗剤を使わない生活など、とても興味深いものでした。

オーガニックレストラン&カフェシャロムへ行き、激うまカレーを頂きました。
料金はドネーション(寄付制!)で行われている。なんて勇気ある素晴らしい試み!

外へ出ると、遠くから子供達の元気な声が聞こえてきます。
森の奥にある幼稚園「野外保育 森の子」がありました。
シュタイナー教育を取り入れており、子供達が自然の中で伸び伸びと遊んでおります。
子供達の底なしのパワーに圧倒されっぱなしでした。

・シャンティクティと臼井健二さん
シャロムヒュッテから車で30分程。創設者 臼井健二さんの居る、ゲストハウス シャンティクティも訪れました。
健二さんは気さくな人で、野人のオーラを発していました。
パーマカルチャーはもともと昔の日本が既に実践していたものであった、との事。
話す言葉に想いが込められていて、感銘を受けまくりでした。

シャンティクティの敷地にある、自然農法の庭やアースバックで作られた建物は、男の浪漫が詰まっていて感動の嵐でした。
板を重ねた屋根のデザインがカッコイイので聞くと「柿葺き(こけらぶき)」と言うらしい。やりたすぎる。

多種多様な食物を混在させた畑は、自然農法で育てられています。美しい。

自然と共に循環した暮らし

こうして僕は、長野で一週間シャロムヒュッテの人達と暮らしました。

畑仕事では大鎌を使った草刈りで背筋肉痛になり。
田んぼ仕事では足首が水田皮膚炎でブツブツになり。
桃の産毛取りで指の皮がめくれヒリヒリになったり。

そんな痛痒くも楽しい仕事を、ゴルちゃんやさおりんという畑の先輩達と共に、たくさん教えてもらいました。

自然の恵みを受けながら、その土地で採れたお米と野菜を食べる。
人間が昔からやってきた豊かな暮らしの素晴らしさを、シャロムヒュッテで確認させてくれました。

東京生まれの僕が、千葉県の金谷に流れ着いてはや1年。
田んぼや畑仕事を心地良いと思う自分を感じながら、フラフラしている自分。
別に情熱を持ってやりたいことなんて無く(写真も楽しいけどガムシャラになれる程の情熱は無く)
しかし、パーマカルチャーは自分が目指したいと思える「暮らし」とか「生き方」を見せてくれて、僕は大いにドキドキしたのです。

自分で家を建て、畑をできる範囲でやり、消費を抑え楽しく心豊かに生きる。(カメラもやりつつ)
最近見たしあわせのパンという映画で大泉洋が言っていました。

『好きな暮らしがしたかったんです。好きな場所で、好きな人と。』

まさにこれだ、と思いました。
僕は自然と共に、自給自足を目指した暮らしをしたいと思います。

という事で以上、最近の近況でした!
そんなん言いながら8月は北海道方面をフラフラするつもりですがね!

でわでわー!