KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY

ケンジ世界放浪の記録

バルセロナで24万のカメラ盗難されて保険でウェーイ(☝ ՞ਊ ՞)☝

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約 7 分


世界放浪2年の旅のトラブルで一番インパクトが大きかったのが、
バルセロナで一眼レフカメラ(24万円)を盗まれたことでした。
宿に置いたら既に無く、誰が盗んだのか疑心暗鬼になり、警察へ行き、新しいカメラを買い、保険金がおりてウェーイ(☝ ՞ਊ ՞)☝の顛末を記録しました。

旅のトラブルや経験を共有して、これから旅立つ人へお役に立てれば幸いです。
ごらんくださいませ。

・本記事は、2015年2月に旅した情報を元に作成しています

盗まれたカメラ[Canon EOS 5DMarkⅡ]について

私はスペインのバルセロナで何を盗まれたのか。
それは2012年2月に、サラリーマン時代に自分への誕生日に購入した「Canon EOS 5D MarkⅡ」。
初めての一眼レフ。本体とレンズ付きで24万。
山や川、街を歩く時、いつもこの相棒に連れられて旅をしたものだ。

雨に耐え、落としても壊れず頑丈で、日本でも世界放浪の旅でも頑張ってくれた相棒である。

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酒に酔い安宿で盗まれたカメラ

サンティアゴ巡礼の旅を終えた私は、スペイン・バルセロナを観光していた。
ちなみにバルセロナはヨーロッパの中でも多くの観光客が行き交う場所で、治安も良くないとされている場所。

1ヶ月歩き通しの過酷な旅の後の開放感から、巡礼仲間たちと酒を飲み、おぼつかない足で夜道を帰った。
今宵は良い気分だ。

宿に戻りカードキーを入れて自分の部屋(ドミトリールーム)へ入ると、そこは狭い部屋に二段ベッドを押し込めた格安の部屋。
酔いで転ばないよう壁つたいにベッドへ行き、部屋の角に背中の荷物を置き、その上にカメラをポンとのせた。
受付に用事があってすぐに戻ると、もうそこにカメラはなかった。

「あれ、カメラが無い。」

もしかしたら前のバーに忘れてきたかなと、治安の悪い夜道を戻り店を確認したが無く。
宿に戻り、ロッカーをかき回したが見つからなかった。
酒の影響でそもそも自分がいつからいつまでカメラを持っていたか判然としない。
一緒にいた友人は、宿へ戻る時に私がカメラを持っていたのを見ているらしい。

怪しいヨーロッパ人たち

他のベッドには、ヨーロッパ系の男が3名ほど布団にかぶって寝ていた。
彼らがやったのだろうか・・・?
しかし証拠も無いし、同部屋でこんなバレやすい盗みをするだろうか?
問いただす事も出来ず、声をかける勇気も無かった。

受付へ行き、カメラが無くなったことをスタッフに伝えると「鍵付きロッカーがあるのに何故入れなかったの?」と肩をすくめた。
まあ、確かにそれはそうだ。
自分の過失だなと思うと同時に、この宿に対応をお願いは出来ないなと思った。

ポリスレポートを申請する為警察へ

モヤモヤを抱えながら翌日明けて、英語の堪能な日本人に付き添いをお願いをして警察署を訪れた。
海外保険に加入しているので、携行品が盗まれた場合保険が適用されるはずだった。
その盗まれた証明として、現地警察のポリスレポートが必要なのだ。

警察署は宿から歩いて行ける距離の場所にあった。

1時間ほどの順番待ちをして、ようやく係員が対応してくれた。
どの宿で、いつ何があったのかを説明すると、係員はキーボードでカタカタと入力をしていた。
スタッフへ状況を説明しながら思う。

本当にポリスレポートは発行されるのだろうか?
現場検証の確認とかしなくて良いのだろうか?
そもそもここの警察は信用出来るのだろうか?

疑心暗鬼のまま手続きを進めて数日後、いともアッサリとポリスレポートは発行された。

これを保険会社へ提出すれば、保険が適用されてお金が戻ってくるはずだ。
多分、やるべきことはやった。

保険金の請求から受け取りまで

私は1年契約で14万円の海外旅行保険に加入していた。
携行品被害は30万まで保証してくれるので、被害にあったカメラ本体とレンズ、2点の保険金を請求した。

保険会社へ電話で状況説明

本人確認と状況を説明する為には、保険会社へ電話をかける必要がある。
が、電話料金がバカにならないと考えた私は、無料で使えるIP電話に登録した。
月額無料で「050」の番号が発行される。「IP-Phone SMART」というサービス。

上記を登録して電話番号を発行して、ネット環境のある場所なら電話をかける事が出来る。
こちらの電話番号を伝えて、折り返して貰えば通話料金は大してかからないで済む。

保険金請求に必要な書類

電話での状況説明や本人確認が終わると、数日後にE-Mailで以下の必要書類を求められる。

⑴ 保険金請求書原本—住所、氏名、年齢や、契約番号。事故の日時、場所、状況を記す
⑵ 損害品明細書—品名や購入先名、住所、色などを記入。品物の絵を描く。
⑶ 事故証明書原本—現地警察のポリスレポート

私は上記の書類を、次の渡航国イスラエルで作成し、指定されたイギリスの保険会社へ郵送して1ヶ月後、
17万9千800円の保険金がおりた。

どうせ保険なんて理由つけられて却下されるものと思っていたが、
この時ばかりは保険に入っててよかったウェーイ(☝ ՞ਊ ՞)☝と思えたものだ。

さらば相棒と新しい相棒

盗まれてから数日。しばらくすると警察からカメラ発見の連絡がきたりして!?
という淡い期待も儚く、何も起こる気配はなかった。
本当に盗まれて帰って来ないのだな、という実感が湧いてきた。

博多で雨に濡れて壊れたり。カンボジアでストラップが切れて落としたり。
ウズベキスタンの宿に忘れてトルコで再会したり。
撮影に飽きて乱雑に扱ったり。
いろんな思い出が詰まった、愛しい相棒はもういない。

新しいカメラを買った

この旅は写真を撮る旅でもある。カメラが無いと旅は続けられない。
新しいカメラを買いたい!

私はフェイスブックにカメラが盗まれた事と、バルセロナに良いカメラショップは無いかを尋ねてみた。
するとスペイン在住の友人が大きなカメラショップを探してくれた。
紹介された「casanova fotografia」は、プロも御用達のお店らしく、店内も日本の家電量販店のそれと変わらない品揃えであった。

盗まれた「Canon 5D Mark2」を探していたが取扱いがなく、後継機の「Canon 5D Mark3(レンズ付)」を見つけた。
お値段はなんと3,255ユーロ(47万円)と目玉が飛び出る価格だった。

支出を抑えてもっと安いモデルを買おうか。
いや、この旅はカメラの旅。
ここでケチると後で後悔するかもしれない!ええい、カメラに情熱を注ぎ込もう!
と、日本円にして47万円もするカメラをバルセロナで購入した。(※後日、出国の空港で免税手続きをして480ユーロ(7万円)が戻った。)

早速バルセロナのビーチへ繰り出して、撮影してみた。
より鮮明で解像度感が上がったような写真。その仕上がりの美しさに魅了された。
新しい相棒との旅が楽しみでならない。これからよろしく!

あの時を振り返ってみて

という事で、バルセロナで24万のカメラを盗まれて保険金請求して新しいカメラを買った経緯を書きました。
カメラが盗まれた時、実はそれほどのショックや落ち込みはありませんでした。
なぜかを考えた時に、2つの理由が思い当たりました。

旅は基本的に何かが起こるものだ

ショックを受けなかった理由の1つ、「いずれ何か起こるだろう」という心持ちがあったという事。
旅へ出ていれば、暴力事件に巻き込まれるかも。身ぐるみ剥がされる事もあるかも。
物を盗まれる事があるかも。命を落とすこともあるかも。
いつか何かが起こるだろう、という心の準備が、ショックを和らげてくれたのだと自己分析します。
とはいえ、お金に変えられない写真データ(HD)を盗まれたら流石にへこむだろうなぁ・・・。

ありがとうカメラさん

もう1つは、「カメラよく頑張ってくれた」という気持ち。
購入してから3年間、後半1年は旅の為に毎日働き続けてくれて、ありがとうという気持ちがありました。
もちろん盗難という形は望む所ではありませんが、自分の手から離れたというのは役目を終えたという事。
雨の日や土や埃まみれで、登山で傷だらけになって、雪の寒い場所で凍えて、砂漠の暑い地域で熱せられ、本当によく頑張ってくれました。
ゆっくり休んでください、お疲れ様。という気持ちです。(盗難先でもっと過酷な環境だったらごめんなさい。)

さいごに

旅でのトラブルは付き物ですが、気をつけて神経を使い過ぎると旅は楽しめなくなります。
一方で気を緩み過ぎても、今回の僕のような被害にあってしまいます。
その気持ちのバランスが難しいところです。
まあ被害に合ったら合ったで仕方がないので、切り替えて出来る事をするだけなのですが。

この後、アフリカのエチオピアでメインバッグをそっくり盗まれる出来事があるのですが、
それはまた、別の話・・・。

みなさんも旅先では荷物にお気をつけて!
以上、ご拝読ありがとうございました!

(最終更新:2017年11月7日)
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