気がつけばカメラマンとして活動している私ですが、
僕がはじめて買ったカメラは2001年のキャノンのコンパクトデジタルカメラ。
その後、カシオ→リコーGRへと移り変わり、ストリートスナップに目覚めてカメラにはまり、
はじめて一眼レフカメラを買ったのが2012年。
その一眼レフは、ウズベキスタンに忘れたり、数ヶ月後にスペインで盗まれたりしながら七転八倒して、現在使っているカメラまでの自分史を振り返りました。
Canon ProweShot S20 (2001年〜2003年)

2001年に購入した1台目のデジタルカメラ。
秋葉原でパソコンショップの店員をしていた21歳。中田英寿がCMでやっていた「IXY DEGITAL」かっこいい!と憧れて、迷いながら結局「Power Shot S20」を当時6万円くらいで購入。当時は画素数が多いのが正義!みたいな風潮があってそこに流された形だ。
はじめて手にしたデジタルカメラの衝撃はすさまじく、現像せずともその場でプレビューできてパソコンで高画質で何度も見れる手軽さは超革命的だった。
「と、撮り放題やんけ!」という興奮の渦に巻かれた。
当時の写真を振り返るとノイズが多く見えるが、写ればそれで最高だったのだ。
参考画像:Canon ProweShot S20で撮影(2013年)

CASIO QV-R51 (2004年〜2006年)

2台目。2004年。
某オンラインゲーム会社に転職した私は、心機一転カメラも買い換えた。
カシオにした理由は覚えていないが、このカメラの発色やズーム機能が素晴らしく使用感も楽しかった。
青が青々と移り、緑が緑緑していて、気持ちの良い写真が撮れた。
自転車にはまっていた時期もあり、マウンテンバイクを乗り回して街をスナップしまくった。
変化の激しい、失われる東京の景色を残したい!と少しずつ写真にのめり込みはじめたのもこの頃。
ある日、カメラからするりと手からこぼれ落ち、地面に叩きつけらて突然の別れを迎えた。
参考画像:CASIO QV-R51で撮影(2014年)

24歳当時。
RICOH GR DIGITAL 1 & 3 (2006年〜2012年)

3台目と4台目。2006年。
カシオのカメラを壊し、写真の撮れない日々に悶々としながら、さて次は何を買おうか悩んでいた。
ツイッターでゲームクリエーターの飯野賢治さん(故人)をフォローしていた私は、ある日彼が絶賛していた「RICOH GR DEGITAL」に注目し、我慢の限界を超えて購入した。確か、8万くらい大枚をはたいて買った。
搭載している「GRレンズ」の性能が素晴らしく、自分の写真のレベルが格段に上がったような錯覚をおぼえた。
カメラと共に自転車で東京の街中を駆け巡ったものだ。
GRシリーズが大好きすぎて、4台目に選んだのも「GR DIGITAL3」であった。
約6年間このカメラでストリートスナップを撮り続けると、東京の街の変化に気づいた。
地元の古い街並みが消え、高層マンションに変わる。もう以前の風景が思い出せない事もあった。
「思い出の景色がどんどん失くなってしまう。写真に残さねば!」
そう思った私は、自転車で街中を駆け回り、古い街並みを中心に沢山のスナップを撮りはじめたのである。



Canon 5D Mark Ⅱ(2012年〜2015年)

RICOH GR DIGITALは大好きで気に入っていたけど、ズーム機能を搭載していなかった。
撮影していると「もっと寄りたい!ズームして圧縮効果だしたい!」という欲求が溜まり、いよいよ一眼レフの購入を考えてきた。
はじめキムタク出演CMとシャッター音の良さから「Nikon D90」を買おうと決めていたが、
ある日、片桐 英行さんや、プロカメラマン竹沢 うるまさんの写真を見て「こんな写真が撮りたい!」という衝動が湧き出てきた。
その二人が共通して使っていたカメラが「Canon 5D Mark Ⅱ」であった。
そして2012年2月12日。
32歳の生誕記念に一眼レフカメラを24万円の大金を支払いプレゼントした。
購入前に懸念していた、重すぎて嫌になったりカメラに飽きたらどうしよう・・という気持ちはどこへやら、毎日カメラを触るのが楽しい日々を迎えることとなった。
何をしても、どこへ行ってもカメラとなら楽しいラブラブの時期が1年続いたある日。
これを外国で撮影したら一体どんな事が起こるのか!?もうやりたいことやって死ぬぞ!という衝動が起こり、
長年悩まされていた、あがり症を克服できた時期も重なり、
カメラが僕を海外へ、世界放浪の旅へ連れ出してくれたのである。
Canon 5D Mark Ⅲ(2015〜2017年 現在)
旅へ出て1年と少し経った頃。
突如スペインの宿で盗難にあい別れを告げる事になった5Dマーク2。
これはカメラの旅!もっといいやつを買ってやる!と、
怒りとともにスペインで、「Canon 5D Mark Ⅲ」を購入した。
彼とは、過酷なアフリカの砂漠や海やサバンナを共に旅をした、思い出の刻まれたカメラである。
Canon 5D Mark Ⅳ(2019年〜現在)
メイン機一つじゃ不安だから、新しいカメラを買いたい2019年。
もう5Dシリーズが手になじむし、大好きだから骨を埋めよう!
という事で、2019年に中古22万円で購入した「Canon 5D Mark Ⅳ」。
全世代機「Ⅲ」との差はそれほど無いが、wifiやGPSに対応しているなどの進化を遂げ、安定の操作性と使い心地であった。
まだ購入したばかりなので、まだ思い入れはないものの、これから思い出を作る相棒である。
まとめ
という事で紹介させていただきました、歴代のカメラたち。
使っていたカメラで、これまでの出来事を思い出せて、とても楽しかったです。
特に秋葉原の店員時代とか。
写真は忘れ去られた記憶を呼び戻してくれる、素晴らしいものです。
一緒に遊んでいる家族や友達や恋人も、いましか無いこの瞬間を記録に残してしていきましょう。
5年、10年と経つごとに、その価値は上がっていきますから。
ということで、カメラの紹介を終わります。
お読みいただきありがとうございまいした!