世界放浪2年間の旅で最も心を熱くさせてくれた、スペイン巡礼31日間の旅の記録18〜19日目です。
今後巡礼する人や興味がある人へ向けて、そしてもう一度脳内で旅をしたい自分の為に情報を記録しています。
サンティアゴ巡礼ってなんなの?という人は、以下の記事をはじめにご覧くださいませ。
※スペイン巡礼31日間!絶景・友情・感動の780キロを超えたサンティアゴ巡礼の費用と絶対に行くべき5つの理由
※冬のスペイン巡礼-準備編・旅に必要な持ち物や情報
・本記事は、2015年1月~2月に旅した情報を元に作成しています
サンティアゴ巡礼18日目の朝
▼放浪414日目 2015/1/25(日)
「あああ!」と声が出てしまうほどの気持ち良い広いシャワールームの宿があったレリエゴスの町を出て、次へ行く町はレオンまでの26キロ。
今日も巡礼中に出会ったいつもの日本人と韓国人のメンバーで出発する。
今日は全身が鉛のように重い。あまり調子が良くない。
午後3時。自然の風景が消えていき、人工的な建物が増えてきた。レオンの町に近づいてきたようだ。
町の看板が見えたからと言って油断してはいけない。ここから宿までが長いのだ。
数週間前は安堵してからの絶望に苦労したものだが、いまはもう気を緩めることは無い。
17時。レオンのアルベルゲ(巡礼宿)に到着した。「Albergue Santa María de Carbajal」
ベッドの数が多く、30人か40人くらい収容できるのではないかというマンモス宿だった。
荷物を置いて町を散策する事にした。
レオン観光
ここはその昔「レオン王国」が存在した時代に首都だった場所。
と言われても、歴史的なところはよくわからず興味もない。
カテドラル(Leon Cathedral)を訪れたが疲れて中へ入る意欲が出ない。外観のみを見学するに終わった。
歩行距離・・・・・・26キロ(残り311キロ、累積468キロ)
使ったお金・・・・・31.96ユーロ(宿5ユーロ、食14.5ユーロ、洗濯5.3ユーロ)
巡礼18日目。
468キロ地点のレオンに着いた。前々日に45キロ歩いてから足裏が痺れてきて20キロから30キロしか歩けない。連日歩けば体が慣れると思いきや疲れが溜まるばかりで余裕な日があまりない。これぞ修行だ。残り311キロ。— ヒロタケンジ@金谷 (@piroken1980) 2015年1月26日
サンティアゴ巡礼19日目の朝
▼放浪415日目 2015/1/26(月)
レオンの街を歩いていると、スペインの偉大な建築家ガウンディが手がけた「カサ・デ・ロス・ボティネス(Casa de los Botines)」を見ることができた。(そんなに興味はない)
素晴らしい建築物を横目にレオンの町を出発した。
昨日の宿で一緒だった、韓国人女性のヒジも後ろからついてくる。
舞台女優をやっている彼女は、片言の英語ながら話好きの楽しい女性だった。
彼女とはゴールまで旅を共にする事になるとはこの時知る由も無い。
今日はレオン(Leon)からオスピタル・デ・オルビゴ(hospital de orbigo)までの30.9キロ。
今回メインルートは、国道沿いで面白みがなさそうという事で、南側のサブルートを進む事にした。
いくつかの街を通り過ぎて、事前に買っていたサンドイッチにハムとチーズを挟んで昼食とする。
もっとバラエティに富んだ景色を見せてくれると思っていた南側のルートは、思ったほど面白みはなかった。。
14時45分。21キロ地点の「ビジャール・デ・マサリフェ(Villar de Mazarife)」に到着した。
宿から一緒に歩いていたみんなはいつの間にか姿が見えない。皆メインルートへ行ったのか。
街にも人がいない。今日は孤独な巡礼である。
夕方17時40分。「ラ・ミージャ デル・パラモ(La Milla del Páramo)」に到着。もう夜が迫っているのにあと10キロもある。憂鬱だ。
日が傾くに連れて「はやく街に着かなければ。」と何故か焦りが出てくる。
19時。完全に日が沈む直前、目的地であるオスピタル・デ・オルビゴ(hospital de orbigo)に到着。
ほっと安堵する。
安堵したのもつかの間、事前に調べていた宿が見つからず、1時間も迷って彷徨って、ようやく辿り着いた宿「Albergue La Encina」にチェックインした。
WIfiもあり清潔なシャワーとベッドで疲れた体をこれでもかと休ませた。
一階のレストランで簡単な食事を済ませ1日を終えた。
今日も1日よく頑張った。
寝袋に入ると泥のように眠りに落ちていった。
つづく
歩行距離・・・・・・31キロ(残り280キロ、累積499キロ)
使ったお金・・・・・18ユーロ(宿9.5ユーロ、食8.5ユーロ)