世界放浪2年の旅は、中盤に差し掛かり、
私はヨーロッパから中東のイスラエルへ入国した。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教が一つの聖地に集まる、エルサレム。
衝突の絶えない、ヘブロン。
パレスチナ人の笑顔に触れた、ナブルス。
約10日間のイスラエル旅を終えバスで南へ、次の国エジプトへ向かう。
・本記事は、2015年3月に旅した情報を元に作成しています
ビーチリゾート・エイラット
▼放浪458日目 2015/3/10(火)
滞在していたエルサレムからバスで5時間ほど。
ちょうどお昼時にイスラエルとエジプトの国境の町「エイラット」に到着した。
乾燥したエルサレムから湿度のある空気に変わり、南国の雰囲気が増している。
近くにアカバ湾という美しい内海が、観光客を集めているようだ。
こういったリゾート地は、金持ちや日頃たくさん働いている人が行く場所であり、
私のような無職のバックパッカーが来る場所では無い、というひねくれた思考がある。
興味も無いので、今回も海へ入ることはしない。
中東にあって、ヨーロッパのリゾート地のような雰囲気。
私には眩しすぎる場所だ。
エイラットの悪趣味な安宿「Corinne Hostel」
エイラットでは、エジプトビザを取得したら、すぐに出るつもりであった。
ここで宿泊した安宿が「Corinne Hostel」。
ブログなどで調べると、よく出てくる定番宿。
ドミトリーで、一泊61.5シュケル(¥1,845)
イスラエルの中では、かなり安い。
共有のキッチンもついていたので、お昼はパスタを作った。
この宿の特徴は、薄気味の悪い像が敷地内のいたるところに置いてあることだ。
こんな奇妙なゲストハウスの予約はこちら👉「Corinne Hostel(booking.com)」
イスラエル・エイラットでのエジプトビザ申請
▼放浪459日目 2015/3/11(水)
せっかくリゾートに来たのだから楽しもう!
という気にもならず、エジプト領事館へ向かいビザの申請をした。
町の中心にほど近い場所。
申請と受け取りは、9時半から12時まで。
150シュケル(¥4,500)を支払い、翌日の受け取りとなった。
イスラエルでのエジプトビザを申請すると、[Eirat]というスタンプがパスポートに押される。
スーダンへこれからビザを申請する旅人は、スーダン領事館でイスラエルの渡航歴を発見され、ビザが下りない。
スーダンへ行く予定のある旅人は、隣国ヨルダン経由でエジプトへ入るのが良いだろう。

ちなみに数ヶ月後、エジプトの南部アスワンでスーダンビザを申請し却下された私は、
カイロに戻って、ビザを申請しなおすと取得する事ができた。謎だ。
さらばイスラエル
▼放浪460日目 2015/3/12(木)
朝9時半。
エジプト領事館でビザを受け取った私は、その足でエジプトへの入国ゲートへ行った。
出国税106シュケル(¥3,180)を支払い、アラブの国エジプトに入国した。
入国ゲートの先、乾燥した大地に一本道が続いている。
長旅の移動で心身ともに疲れきっていた私は、ダハブという町で休息をするつもりでいた。
この先、どんな旅が待っているだろうか。
つづく